シマリスの尻尾は、長くてフサフサして存在感がありますよね。
この尻尾が、可愛らしさを強調しているといっても過言ではないでしょう。
ところが飼育しているシマリスの中には、自分の尻尾を噛む行動が見られるものがあるようです。
なぜこのような行動をとるのでしょうか?
その原因や対策方法についてご紹介します。
シマリスが尻尾を噛むのはなぜ?対策は?
飼育しているシマリスが自らの尻尾を噛む行為は、ストレスからくることが多いといわれます。
ストレスの原因となるものは色々ありますが、よくいわれるのはケージが狭いことなのだそうです。
リスは小さな体のわりに、運動量が比較的多いため、ケージが狭すぎると運動不足になってストレスを感じるようになるのです。
十分動き回れるスペースの確保や、運動できる器具などの設置などで解消してあげるといいでしょう。
ほかにも、飼育環境にかかわるストレス要因がいくつかありそうです。
規則正しい活動を行うために、明るさが自然の状態と同じで昼間は十分明るく、夜は暗くなっているかどうかも大切でしょう。
また、リスは急激な温度変化に弱いので、適切な温度管理(20~28℃程度)を心がけることも必要になります。
騒音や自分より大型の、他のペットが身近にいることなどもストレスの原因になりますし、エサの好みや衛生的な環境などにも、気をつけることが必要になりそうですね。
さらに、私たちの盲点になりそうなのが、人間がリスにかまいすぎることなのだということです。
もともと単独行動を好む性質をしており、人に触られることもあまり好まないため、必要かつ最低限な関わり方を心がけることが重要になるのです。
まとめ
人間も同じですが、ストレスは免疫力を低下させるので、深刻な病気などにつながる可能性があります。
シマリスが、ストレスを感じる飼育環境を取り除くことができるよう、日々の観察を欠かさないことが大切になるでしょう。
何より私たち人間が、シマリスとの関わり方をきちんとわきまえて、一番快適に過ごせる状態にすることが、長く飼育する秘訣かもしれません。