くる病というのは、主に摂取栄養素の偏りなどにより、シマリスに発症しやすい疾病のひとつなのだそうです。
具体的にいうと、動物性たんぱく質やビタミンDの不足が挙げられ、特に成長期に種や実のようなものばかりを与えていることにより、かかりやすくなるといわれます。
シマリスに発症する『くる病』とはどんな病気なのか、症状や対処法などについてご紹介します。
シマリスのくる病の症状とは!?
シマリスがくる病になると、活動性が低下し、じっとしていて元気がなさそうに見えるといった症状がみられます。
主な原因は、偏ったエサの摂取による動物性たんぱく質やビタミンDの不足といわれていますので、予防法としてまずは、栄養バランスを考えたエサを与える必要があるでしょう。
木の実やひまわりの種などだけでなく、卵や無塩チーズ、ミルワーム、ヨーグルトなどといった動物性のものを毎日少しずつでも与えるといいといわれます。
シマリスは、野菜や果物から動物性のものまで、色々なものを食べるそうです。
大根の葉や人参、ブロッコリーや青菜類、カボチャやサツマイモ、そしてリンゴやイチゴ、バナナなども食べるのだとか。
栄養バランスのとれた、市販の固形フードや動物性のエサなども加え、バランスのいい食事をさせてあげたいものです。
また、くる病予防のためのミネラル補給として、時々小鳥用の塩土や貝殻を粉にしたボレー粉などを与えるのも効果があるそうです。
逆に、ネギやニラ,ニンニクや人間用の甘いおやつなどは与えないようにしましょう。
また、ビタミンDの活性化には紫外線に当たるのが、効果的という話があるそうです。
そのためこの病気の対策として、日光浴をさせるのがいいといわれるそうですが、シマリスは暑さに弱いため、直射日光にあたりすぎると熱中症になってしまう恐れがあるでしょう。
市販の紫外線ライトなどを、利用するのもよさそうですね。
まとめ
シマリスには、木の実などを与えておくだけではいけないのですね。
動物性の栄養素やビタミンDが不足することで、くる病になることがわかりました。
食事のバランスで、くる病の予防や改善ができれば何よりですが、症状が改善されないと感じた場合は早めに病院で診察してもらうことをおすすめします。