夏に炎天下で過ごしている時などに、頭がクラクラしたり、フラーっとしたりしたことはありませんか。
人にもよりますが、貧血を経験したことがある方は多いと思います。
では、人間と同じように、うさぎも貧血を起こすことがあるのでしょうか。
うさぎが貧血の時ってどんな症状!?
うさぎは人のように「頭がクラクラする」と話してくれるわけではないので、ぱっと見ただけでは貧血がどうかはわかりにくいです。
ただ、歯肉や舌の色が白くなっていたら貧血の可能性が高いです。
歯肉が白くなる程の貧血はめったにないと言われていますが、もしなった場合は、すぐに病院へ連れて行きましょう。
うさぎが貧血になる原因は!?
うさぎが貧血を起こしてしまう原因として、いくつか考えられます。
まず、けがや病気などで大量に出血してしまった場合です。
この場合、目に見える場所のけがであれば確認できますが、体の内部(内臓やお腹など)で内出血を起こしている場合があり、この場合は自分では発見しづらいです。
メスのうさぎの場合は、子宮にできた腫瘍が原因の場合も考えられます。
次に、腸管や肝臓、腎臓の障害による場合です。
これらの器官に障害があると、えさを食べてもうまく吸収できず、栄養が足りず貧血を引き起こします。
次に、えさの栄養バランスの悪さです。
偏った食事内容になっていないか改めて見直す必要があります。
また、犬や猫にも与えてはいけないネギ科の食品を与えていないか確認してください。
玉ねぎ、にんにく、ニラ、アスパラなどです。
これらの野菜を食べると、溶血性貧血になりますので、絶対に与えてしまわないよう気をつけましょう。
ケージから出す場合、床に人の食べ物の食べ残しや、カレーライスや焼き肉のたれなどがこぼれていないかなども気を付けてあげましょう。
最後に、イエダニ症などのダニによる原因です。
イエダニは人にも害を及ぼしますが、うさぎに大量に寄生して血を吸い、貧血を起こさせるのです。
まとめ
うさぎの性質を理解してあげると防げる貧血もあります。
食べ物の好みや与えてはいけない食品。
きれい好きなうさぎの性格を考えて、ケージ内や部屋を常に清潔に保っていれば、ダニによる害も防げるでしょう。
これは人にも言えることですね。
うさぎはとてもデリケートな性格の生き物ですので、毎日の様子をしっかりと観察してあげることで、防げる病気もあるのです。