シマリスには、脱毛がよくみられるということです。
もちろん季節の変わり目などの換毛期などにも、一時的に脱毛状態になりますが、この場合には換毛線が体に出てくるそうですので問題なさそうです。
しかし、体の一部の毛が不自然に抜け落ちていく場合には、その原因を特定して対応したほうがいいでしょう。
ストレス性のもの、栄養不足、皮膚病などが主な原因であるといわれますが、ここでは尻尾の毛がなくなる症状についてご紹介します。
シマリスの尻尾がハゲる原因は!?
シマリスの尻尾がハゲている場合、まずはストレス性の要因をさぐってみるのがいいでしょう。
例えば、ケージが狭くて運動不足になっているとか、他の大型動物が常に近くにいるなどがよくあるものだといわれます。
その場合には、比較的対応しやすそうですので、環境を改善して様子をみるといいです。
また、ストレスが大きな原因となるものとして、『自咬症』というものがあります。
ストレスなどが引き金となって、自分自身の尻尾や足などを咬んで傷つけるという行為で、それによって尻尾の毛がなくなってしまうこともあるでしょう。
ストレスの根本的な原因をつきとめることが大切になりますが、重症化している場合は病院で診てもらうことをオススメします。
また、特に子リスの場合、栄養バランスの影響による症状の可能性もあるようです。
主にビタミン不足で、尻尾の毛がハゲるということですが、この場合には小動物用のビタミン剤などで対応するのが手っ取り早いでしょう。
また、乳幼児用のビタミン剤『ポポンS』を薄めて与えるのも、効果的といわれますので覚えておくといいです。
動物性たんぱく質も大切なため、普段の食事にチーズやミルワームなどを加えたり、様々な栄養バランスを考えて、エサの組み合わせを考えるなどの工夫も必要になるでしょう。
まとめ
体と同じくらいの長さで、フサフサした豊かな毛並みの尻尾はシマリスの魅力です。
飼育環境やエサなどに気を遣うことで、いつまでもきれいな尻尾を保ってあげたいものです。
また、ストレスや栄養不足により尻尾の毛が抜けてしまった場合は、その原因をいち早くつきとめて対応できるように、日々の観察を欠かさないようにすることが大切です。