みなさんはイノシシのお肉って食べたことありますか?
結構濃厚な味で美味しいですよね。
臭みが苦手なんていう人もいるかと思いますが(笑)
ところで、お店なんかでイノシシを食べようとすると「ぼたん」って書かれていることが多くないですか?
ぼたん鍋なんてよく聞くと思います。
あの「ぼたん」とは一体なんなのか、調べてみました!
イノシシがぼたんと言われる由来はあの人!?
この呼ばれている理由なのですが、この手の由来ってなかなかちゃんとした文献が見つかったりはしないようで・・・。
よくある「諸説有り」の状態になってしまうのですが…
この呼び方になったきっかけとよく言われるのが、「生類憐れみの令」ですね。
ご存知の方も多いと思いますが、江戸時代の5代将軍徳川綱吉が出した、生き物の殺生を禁じる法令ですね。
この時、それまで猪肉を出していたお店は猪を含め、お肉を出すことができなくなってしまいました。
ただし、当時のお肉は滋養強壮など、薬用としての効果もあり、薬の方はあまり制限されていませんでした。
そんな中で、それまでお肉を売っていた人々は、猪や鹿、鶏などのお肉を表向きは薬として売ることにしました。
それでも、そのままあからさまに猪肉などと書くわけには行かず、別称を決めてお肉を販売するという流れになったのです。
というのが、生類憐れみの令が理由だという説なのですが、いやいや、それより前に単純に仏教で食肉できなかったから、それをごまかすために名前を変えたんだ、なんて意見もあります。
どちらにしても、お肉が禁止されていたなかで、食べたり、売ったりしていくためのようです。
当時の人もお肉をどうしても食べたかったんでしょう(笑)
ここまでで、なんでわざわざ違う呼び名があるのかは分かりました。
でも、なぜ、呼び名をぼたんにしたのでしょう。
こちらにも諸説あります。
一つ目は、花札にボタンとイノシシが描かれた札があり、それを参考にぼたんと名付けたという説。
二つ目は、猪のお肉を大きなお皿に並べたとき、並べた様子が、ぼたんの花のように見えたから、という説。
三つ目が、獅子に牡丹という、取り合わせの良いものを表す言葉の獅子をイノシシの「しし」と捉えて変えた、という説。
この他にもぼたんであるのには様々な理由が考えられるようなので、是非皆さんも調べてみてください!
まとめ
今回はイノシシが「ぼたん」と呼ばれる理由を調べてみました。
昔のことになってしまうので、はっきりした理由はわかってはいないようですが、生類憐れみの令の場合なんて、すごく納得しちゃいますよね。
もしかしたら今後、新しい説も出てくるかもしれませんね。
楽しみです。