日本人は昔から洒落や、たとえ話などが得意です。
私は洒落がとても効いてる言葉回しの方や、物などに接するとあこがれや驚嘆してします。
日本は食べ物にもたとえで名前が付いたものも多いです。
フグのことをテッポウといわれることもあります。
旅館に行って、牡丹鍋などメニューで見たことはありませんか?
牡丹って、食べれるの?って思っているとイノシシの肉だった!ということも多いです。
そんな、お肉でもみじ肉といわれるものがあります。
もみじ肉?って何?なんでそういうの?
鹿肉のことをもみじ肉といいます。
まず、鹿肉は一般的に高たんぱくで低脂肪です。
さらに鉄分も豊富で、生活習慣病といった病気の予防につながる食品として期待されています。
この鉄分が豊富なことでほかの畜肉と比較して肉の色が濃い赤色になります。
世間では固く、においがきついとされていますが、血抜きが悪かったり時間が経過していたりするなどの処理方法に問題があることが多いようです。
本来は柔らかく、においが穏やかです。
また、基本的に生食はE型肝炎の感染源になる可能性や、そのほかの感染症、寄生虫などの病気の恐れがありますのでできるだけ火を通して食してください。
ヨーロッパでは高級レストランで食される最上級の肉として扱われます。
日本では、流通はとても少なく、手に入れる場も限られています。
日本では、もみじ肉といわれますが、これは花札の10月(花が紅葉)の種札(10点)が横を向いた鹿と紅葉の絵柄のところから出てきたといわれてます。
また、歴史的背景として、仏教が伝来して以来日本では動物を食することを禁じる風習が出てきました。
しかし、当時から江戸時代まで日本人が全く肉を食べなかったということはなく、狩りにでて獣肉を捕獲することもあったでしょうし、家畜の肉を食したこともあったでしょう。
表向きに禁止されている肉を食するために隠語を使っていました。
イノシシは「牡丹 ぼたん」馬は「桜 さくら」鶏は「柏 かしわ」と様々です。
まとめ
この頃のジビエの流行にて、もみじ鍋やもみじ肉を食する機会が増えてきたように思いますが、まだまだ身近ではないようです。
そんな、食する機会がありましたら、歴史的背景や、花札の絵柄などを思い出してみるともっと楽しい思い出になるかもしれません。