大切に育てた農作物を、野生の鹿に食い荒らされる被害が増えてきています。

特に農家の方にとっては深刻な問題となっているようです。

シカやイノシシ対策として背の高い柵を張り巡らせたり、嫌がる音を出したり、嫌いな臭いを付けたりと、人間の方も知恵を絞っています。

今回は大切な作物を守るため、鹿対策の1つとして鹿の嫌いな臭いについて調べたいと思います。

鹿 嫌がる 臭い

鹿が嫌がる臭いとは?

鹿が嫌がる臭いとして一番効果的なのが、オオカミやライオンなど肉食動物の尿などからの排出物だそうです。

この物質を含む忌避剤が市販されていますが、嬉しいことに一定の効果があると言われています。

草食動物の本能で、この臭いは危険だと感じるのでしょうか?

この他、鹿はトウガラシのカプサイシンという成分も嫌うとされています。

ただこちらの方はもともとあまり効果がなく、その上この臭いにも慣れてくるのだそうで、そうなるとより効果がなくなってしまいます。

そのほか鹿が嫌うものとして、シソなどのハーブ類、しょうがなど香りの強いものがあるそうです。

また鹿の被害に遭いにくい植物としてはトウガラシ、ゆず、サトイモ、えごま、モロヘイヤ、キウイなどが挙げられるそうです。

鹿にも意外とたくさんの苦手な植物があるようですね!

これを利用して守りたい植物の周りに、このニオイを充満させておくことができれば、一定期間の効果は期待できるかもしれません。

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一番効果的なのは市販の忌避剤だといえますが、自然由来のものを自分でつくるとより安心できるかもしれません。

鹿が嫌がるものには、臭いのほかにも音もあるのだそうです。

では、鹿はどんな音が嫌いなのでしょうか?

具体的には超音波、オオカミやゾウなど動物の声、そして銃声などがあると言われています。

超音波は、鹿の他にもイノシシやネコなどにも効果があるのだそうです。

このほかにも鹿が嫌がる光などもあるのだそうです。

これらの習性を利用して、鹿が近づかないように光と音を駆使して対策をしている場所もあるのだそうです。

まとめ

鹿が嫌がる臭いや、音などについてご紹介してきました。

人と野生動物との共存はなかなか難しいですが、鹿の嫌がるものを上手に利用しながら大切な作物も守っていきたいものです。

個人の趣味なら、いっそのこと鹿の被害に逢いづらい植物を栽培するのも良いかもしれません。

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