羊と一言で言っても、実は種類がたくさんあるのをご存知でしょうか。
羊毛のための羊や羊肉のための羊、また交配してつくられた羊など、さまざまな人間の用途に合わせて進化をとげています。
羊が飼育されている国は多いですが、その中でも有名な国のひとつがニュージーランドです。
ではニュージランドには、どのような種類の羊がいるのでしょうか。また、その数はどれくらいなのでしょうか。
ニュージーランドにいる羊の種類は?
ニュージランドには、なんと30種類以上の羊がいると言われています。
その中でも一番多い種類が、ロムニー種です。
ロムニー種は角がなく、上質な肉なので食肉にもなるし羊毛も採れる羊です。
このロムニー種の羊毛は育ちが早く、年に2回は毛をかることができるようですが毛が硬めなので洋服よりも、半分以上がカーペットなどになっています。
ニュージーランドの代表的な羊と言われています。
その他に有名なのが、メリノ種です。
メリノ種はロムニー種とは反対で、筋肉質のため食用には向いていませんが、毛の繊維が細くて柔らかいので、衣服を作るのに使用されています。
ただ、毛を刈るのは年に1回であり、産毛量はあまり多くはありません。
他にもニュージランド原産のコリデールなども、有名な種類です。
メリノとリンコルンを交配して作られた羊で、体が丈夫で気候風土に適応するため、飼いやすいとされているようです。
ニュージーランドにいる羊の数は?
ニュージーランドには多い時には、羊は7000万頭いたと言われています。
当時のニュージランドの人口が315万人なので、なんと1人あたり22頭の羊がいることになります。
もともとは、ニュージランドには羊はいなかったようなので、急激に増えていることがわかります。
そんな、羊の多い国のイメージがあるニュージーランドですが、近年では人口が増えているばかりでなく、反対に羊の数が減っていることもあり、1人あたりの頭数は減っているようです。
羊毛の値段が下がっていることも要因の一つと考えられています。
まとめ
羊肉は食べないよ、という人も着ている服が羊毛だったりと、実は羊にお世話になっていることもあるかもしれません。
また人間の生活に合わせるために、羊の数が変わったり、変化をとげていたりすることは、あらためて考えるべきことがあるのかもしれません。
気になる方は、ぜひこの機会に羊について調べてみるのはいかがでしょうか。