カンガルーは下腹部にある育児嚢と呼ばれる袋で育児を行います。
生まれたばかりのカンガルーの赤ちゃんの大きさはほんの数センチとかなり小さいです。
そして、成熟するまで育児嚢の袋で大切に育てられます。
カンガルーは大きくジャンプするなど激しい動きをするため、赤ちゃんが母親から落ちてしまわないように袋の中で育てるようになったと言われています。
カンガルーは赤ちゃんから成熟するまでメスの袋の中で生活しますが、その袋の大きさはどのくらいの大きさなのでしょうか?
そして、袋の中の構造はどのようになっているのでしょうか?
今回は、カンガルーの袋の大きさや構造について紹介していきたいと思います。
カンガルーの袋の大きさは?
まず、カンガルーの袋の入り口ですが、見た目は巾着袋の口を絞ったような形をしていて小さいです。
子どもが入っていない袋の大きさは非常に小さく、見た目だけでは袋の形をしていません。
ですが、広げようとすると袋は大きく広がり弾力性があり、袋が表れます。
その袋はかなり伸び縮みをするようです。
そして、カンガルーの袋の大きさですが、子どもの成長に伴って袋の大きさが変化します。
なので、カンガルーの袋の大きさは、子どもの大きさによって大きさが決まるようです。
ちなみに、成長したカンガルーの子どもが袋から出ると、短くて数時間、長くても約2~3日ぐらいで袋の大きさは、小さい赤ちゃんが入る大きさに委縮します。
カンガルーの袋の構造はどうなってるの?
カンガルーは哺乳類に分類されていますが、有袋類としても分類されています。
そのため、われわれの知っている哺乳類とは大きく違った生態になっています。
なぜ、違った生態になっているかというと、カンガルーは有袋類に分類されるため、人間のように子宮や胎盤がないので、お腹の中で赤ちゃんを育てられるような体の構造にはなっていません。
その代わりに、カンガルーのメスにある袋が子宮や胎盤の役目をしているんです。
ですが、哺乳類のため乳をあげて育てるので、袋の構造としては乳首が4つあります。
なので、カンガルーの袋の構造は、子宮や胎盤の役目もあり、乳をあげることのできる構造になっているのです。
まとめ
カンガルーの袋は、子どもの大きさによって変化しているんですね。
そして、子宮や胎盤の役目もして、乳をあげて育てるという哺乳類としての育児をしていることもわかりました。
今回、カンガルーの袋について、初めて知ることばかりでした。
カンガルーの袋について知ることができたので、カンガルーという動物についてもっと知りたいとも思いました。