動物の赤ちゃんはどれも可愛らしいですが、ペンギンのひなもとても愛くるしく見ていて飽きません。
みなさんは、ペンギンの赤ちゃんが何を食べるのかご存知でしょうか?
今回はペンギンの子供の餌について調べました。
ペンギンの子供の餌とは?
皇帝ペンギンはメスが卵を産むとオスに卵を渡して、餌を食べるために海へ行ってしまいます。
オスは孵化するまでの約2か月もの間、雪以外を食べずにじっと耐え忍びます。
2か月後雛が孵化するのですが、オスの胃にも何も入っていないため与えるものがありません。
そのためオスは「ペンギンミルク」と呼ばれる、自身の胃壁や食道の粘膜がはがれたミルクのような物質を雛に与えて、メスが戻ってくるまで待ちます。
メスが戻ってくると、オスと交代し、海で食べてきた消化した魚たちを雛に与えます。
そしてまたメスは、オスが戻ってくるのを待ち続けます。
水族館でのペンギンの子供の餌とは?
ペンギンの雛は、親が食べて消化したものを吐き出して口移しでもらいます。
しかし水族館などでは飼育員によって雛に餌を与えているため、自ら作って餌を与えます。
材料は魚のイカナゴやオキアミ、コーヒーミルクとビタミン剤などを混ぜてミキサーですりつぶします。
これを注射筒に詰めて雛に与えています。
一日5回ほど、体重の約10%の餌を一回に与えます。
一日で体重の約半分の量の餌を食べていることになり、産まれてから5日後には倍の重さになっているそうです。
まとめ
ゆっくる動き見た目は、とても愛らしいペンギンですが、子育ては過酷な状況なのが分かりました。
南極の極寒の中動かずにただじっとし、約3か月もの間卵を温めているオスには尊敬します。
このように過酷な状況なため、中には力尽きてしまうオスもいるようです。
そして餌を求めて出かけて行ったメスも、海では天敵が待ち構えているため食べられてしまう可能性があります。
ペンギンは可愛らしいだけではなく、我慢強く、強い動物だという事が分かりました。