集団の中には、リーダーやリーダーのような役割を果たしてくれる人が必ず1人はいます。
野生の動物達にも、群れの中にリーダーや先頭を歩く動物がいます。
群れの中にはそれぞれ役割があったり、階級制度のようなものがある動物もいます。
大きな群れを作る草食動物のシマウマには、リーダーとなる個体はいるのでしょうか。
一つの群れにシマウマは何頭いる?
シマウマはオス一頭に対して、複数のメスがいる家族で群れを作ります。
この小さな群れがたくさん集まって、大きな群れになります。
40頭くらいの群れもあれば、100頭くらいの群れもあります。
大きい群れの中には、1000頭を超えるものもあり、群れの個体数は様々です。
シマウマ達の中には、キリンやヌーの群れと行動を共にするものもあります。
大きな群れの中でオス達は、互いにメスが取られないように他のオス達からメスを守っています。
シマウマの群れにリーダーはいるの?
シマウマは、大きな群れで生活する社会性の高い動物です。
前述の通り、大きな群れの中に小さな群れ(家族)が複数あります。
この家族の中では厳しい上下関係があり、それによって秩序が保たれています。
一番上のメスが先頭に立ち、移動する先を決めます。
その後ろにいる他のメスや子供達は、序列の高い方から順についていきます。
リーダー格であるオスは、先頭のメスが決めた進路を最終的に決定しており、別の進路を行くときは先頭のメスの体を押して進路を変えます。
シマウマの群れは、家族メンバーそれぞれに役割があります。
まずリーダーのオスとメスがいて、その下に偵察役のメスや年寄りのメスがいます。
夜のシマウマの群れは、寝ているシマウマと天敵を警戒しているシマウマとで別れています。
何か危険があれば嗎いて、仲間に知らせます。
また、逃げ遅れた仲間は見捨てずに助けに入ったりと、群れの絆の強さが伺えます。
まとめ
シマウマの絆の強さは、私たち人間の家族よりも強固なもののように感じます。
またお互いがお互いを助け合っていることにも驚きです。
リーダーに忠実に従い、行動を共にして行く姿は一昔前の人間の家族によく似ている気がします。
シマウマや人間に限らず、どんな動物にも社会的秩序や決まりはあるのではないかと筆者は思いました。