近年、イノシシが生息域の山を降りて、食料を探しに、我々が住む里まで降りてきてしまうという問題が頻繁に起こっています。

畑を荒らされてしまうと、農家の方の収入にも関わってきますので、大きな問題ですし、手塩にかけて育てた作物を荒らされてしまってはショックですよね。

今、どんな被害があって、どのような対策をたてたら、効果があるのでしょうか?

イノシシ 畑 被害 対策

イノシシによる畑の被害とは?

農作物を荒らす動物というと、1位が鹿、2位がイノシシです。

鹿とイノシシで全体の8割近くを占めています。

イノシシの被害額は50億円以上と言われています。

イノシシが荒らした畑の面積は、鹿が荒らした畑の面積の5分の1程度しかありません。

少ない面積の畑を徹底的に荒らすのが、イノシシの特徴です。

どうしてイノシシが、里に降りてくるようになったのでしょうか?

その原因の一つに、林業の衰退が挙げられます。

かつては林業のおかげで、山林は枝打ちがされ、下草が刈られていました。

山林は管理されていたので、イノシシは人の手の入っていない山奥に住んでいたのです。

ところが外国から安い材木が入ってくるようになると、日本の林業は衰退してしまいました。

そのため、イノシシの活動範囲が広がってしまい、人里近くまでイノシシが接近するようになってしまいました。

スポンサードリンク

イノシシによる畑の被害、対策は?

イノシシによる畑の被害に遭わないために、どのような対策が有効でしょうか?

イノシシの侵入を物理的に遮断するための柵を作ります。

防獣ネットはポピュラーな防衛策ですが、万全ではありません。

イノシシはジャンプ力が高いため飛び越えられてしまったり、やわな柵ですと、柱ごとなぎ倒されてしまいます。

電気柵はイノシシが触れただけで、刺激を与えられますので、かなり有効ですが、高額です。

最近、効果が高いと評判なのが、LEDライトです。

例えば夜行動物にアピールする青色LEDライトを夜間に点滅させ、イノシシをびっくりさせる方法です。

外灯のない農地であれば、さらに効果は絶大ですし。

コストも電気柵ほど高額ではありません。

まとめ

イノシシといった害獣は、農業をしていく上で避けて通れない大きな問題です。

イノシシはこれからも増え続けていくことが予想できますし、農家の人は減少し、高齢化も深刻な問題です。

そうなってくると、イノシシによる被害は増す一方でしょう。

その反面、高齢者にも設置が、体力的にも苦痛ではないLEDライトなど対策のグッズも次々と出てくることでしょう。

そこに期待をしたいですね!

スポンサードリンク