絶滅危惧種に指定され、ワシントン条約にも記載のあるアルマジロ。
昨今、海外ではペットとして飼育されるケースが増えてきているそうです。
その背景には、非常に飼いやすいこと、人に懐っこい性格であること、生活リズムが人間と同じ、などが挙げられるようです。
実際に飼育して一度人間に懐くと、無防備にも仰向けになって寝るそうです。
可愛らしいですね。
ちなみにアルマジロは平均で18時間ほど眠るそうで、そんなところからも温厚な性格であることがうかがえます。
さて、そんな愛らしいアルマジロですが、上記の通り絶滅に瀕しています。
バイオ燃料の開発により、アルマジロの住処であった熱帯雨林や草原が次々に畑に変わってしまっていることが原因だそうです。
なんとか個体数を増やしていってほしいものですが、そこで気になることが1つ。
一体アルマジロの繁殖時期はいつ頃なのでしょうか?
今回は、そんな気になるアルマジロの繁殖について詳しくご紹介していきたいと思います。
アルマジロの繁殖について!
まずアルマジロの繁殖時期は北半球と南半球で異なります。
四季が逆転していることを考えれば当然ですね。
北半球では6〜7月の初夏ごろに、南半球では11月〜12月ごろにみられます。
妊娠期間はおよそ4ヶ月であり、通常であれば1回の出産で子供を4匹生みます。
また一卵性で4匹の子供を産むのはアルマジロの中でも「ココノオビアルマジロ」だけと言われています。
生まれたばかりの子供の体重は60g〜70gで、数週間の間はアルマジロの特徴とも言える鱗は硬化しません。
出産後の母親は神経質で、巣の周辺を子供をくわえながらウロウロするそうです。
ちなみにアルマジロの場合は、犬や猫のように首筋をくわえるのではなく、子供の前脚をくわえて運ぶそうです。
というのも、アルマジロの首筋にはツルツルとした頑丈な鱗があるからだそうです。
まとめ
今回はアルマジロの繁殖についてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
個人的には1回の出産で4匹の子供を生むことに驚きました。
しかも一卵性で4匹出産するアルマジロもいるのですね。
また、赤ちゃんは1週間程度で巣から出て行動を始めるそうです。
アルマジロの赤ちゃんを見たことがある人は少数ではないかと思いますので、ぜひ一度見てみたいですね。