南アフリカや北アメリカからアルゼンチンと、非常に幅広い分布を持っているアルマジロ。
生息範囲が広いため、多く個体数がいると考えられがちですが、実はワシントン条約にも記載されているように、絶滅危惧種に指定されている動物の1つです。
個体数を減らしている大きな原因の1つが、アルマジロの住処である樹林や草原が、人々の手によって破壊されていることが挙げられます。
バイオ燃料を作るために、次々と畑を作っているためです。
個体数を減らし、危機的状況下にあるアルマジロですが、ペットとして飼育される数は年々増えています。
日本では馴染みがないですが、海外では人気なペットの1つなんだそうです。
今回はそんな様々な背景をもったアルマジロの特徴や大きさについて詳しくご紹介していきたいと思います。
アルマジロの特徴は?
アルマジロの特徴はどんなところにあるでしょうか。
ボール状に丸まる姿をイメージする方も多いと思いますが、実はアルマジロの中でボール状になって身を守るのは、マタコミツオビアルマジロと、ミツオビアルマジロの2種類だけと言われています。
ではアルマジロかどうか見極めるには、どこをみればいいのでしょうか。
最も簡単な見極め方は、背中にある硬くて頑丈な甲羅があるかどうかです。
ボール状に丸まらないアルマジロは数多くいますが、甲羅を持たないアルマジロは存在しませんので、ぜひ甲羅の有無で見分けてみてください。
アルマジロの大きさは?
アルマジロと一言で言ってもその種類は20に及びます。
その種類によって大きさはまちまちですが、最少サイズの10cmから最も大きいものだと100cmほどあると言われています。
最大サイズのアルマジロは「オオアルマジロ」です。
体長は75cmから、大きいものだと100cmを超えます。
尻尾の長さも50cmと長く、全長は大きいものでおよそ150cmにまでなります。
また、体重も30kgほどにまで成長します。
対して最少サイズのアルマジロは、「ヒメアルマジロ」です。
体長は10cmほどとされています。
尻尾の長さは7cmとされ、全長17cmとかなり小柄です。
体重もおよそ0.1kgと、オオアルマジロと比較するとアルマジロと言っても、種類によって大きな差があることがわかります。
まとめ
今回はアルマジロの特徴や、大きさについてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
アルマジロと一言でいっても、様々な大きさのアルマジロがいるということを、わかっていただけたかと思います。
最少個体であるヒメアルマジロに関しては、非常に小さくネズミほどの大きさしかないのです。
ぜひこの機会に数あるアルマジロの種類について調べてみてはいかがでしょうか?