近年ではペットとして飼育される事例も増えつつあるアルマジロ。
人気の理由は、なんといってもその「なつきやすさ」と「愛らしい姿」からです。
加えて、比較的飼育がしやすいことも飼育される要因になっているようです。
性格は、非常に人懐っこく、普段は夜行性のアルマジロですが、飼育下に置かれると危機意識がなくなり安心することで、通常のライフサイクルに変わるそうです。
また、おもちゃと戯れるアルマジロの動画が人気を博しました。
そういったことからもアルマジロの可愛らしい姿が人気を博しているのではないでしょうか。
さて、そんなアルマジロですが、その生態はどう言ったものなのでしょうか?
今回は気になるアルマジロの生態について詳しくご紹介していきたいと思います。
アルマジロはどんな生態なの?
まず生息地ですが、アルマジロは本来南アフリカ出身の動物です。
ただ近年では南アフリカに加えて、北アメリカからアルゼンチンにかけて広く分布しているそうです。
広く分布しているため、個体数も多いのかと思うとそうではありません。
アルマジロは絶滅危惧種に指定されており、ワシントン条約にも記載されているほどに個体数が減少しています。
その背景には、アルマジロが好んで暮らす草原や畑が、さとうきび畑などになってしまっていることが原因と言われています。
また、アルマジロというとボール状に丸まる姿が有名です。
外敵に襲われそうになった時や、驚いた時には手足を引っ込めて硬い甲羅で身を守ろうとするのです。
しかし、ボール状に丸まるアルマジロは20種類いるアルマジロの中でも、たったの2種類しかいません。
マタコミツオビアルマジロとミツオビアルマジロです。
その他の種類のアルマジロはボール状にはなりません。
「前書き」でもお伝えしたように、アルマジロは本来夜行性の動物です。
地下に穴を掘って巣を作り、そこに暮らします。
しかし、1箇所の巣に留まるのは数日間のみといわれており、次々に新しい巣を作っていくのです。
巣では睡眠をとるのですが、その睡眠時間は非常に長く、およそ18時間と言われています。
アルマジロは何を食べるのか気になりますよね。
主には昆虫類やカタツムリ、さらには蛇も食べてしまうそうです。
様々な生物を食べるのです。
まとめ
今回はアルマジロの知られざる生態についてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
動物園でアルマジロがボール状に丸まる姿を見かけますが、あれは特定のアルマジロしかしない行動だったのですね。
また蛇を食べることも驚きです。
アルマジロは体長が50cmほどですから、自分と同じくらいの大きさの蛇まで食べてしまうのですね。