皆さんは、イカの体をじっくりと見たことはありますか?

タコの足は8本だから、イカの足は10本!

おしりに鰭のようなものがついていたような、といったあいまいなものではないでしょうか。

実はイカの体には面白い特徴がたくさんあります。

今回は「あっ!そうなんだ!」

と驚くような特徴をご紹介していきましょう。

イカ 体 特徴

イカの体の知られざる特徴!

イカは全世界の浅い海から深海まで、あらゆる海に分布しており、およそ450種ほど生息しているといわれています。

日本近海には、そのうち140種くらい確認されています。

タコも日本近海では70種類ほどと言われていますが、イカもタコも正確な種類は明らかではありません。

イカもタコも墨をはくことでは有名ですが、イカの墨は油分が含まれているため海中で広がらず、敵がそれを大きな黒い生き物だと勘違いします。

そちらに気を取られているうちに、イカは逃げることができるのです。

またイカは、体の色を自在に変えることができます。

皮膚には色素細胞がたくさん並んでおり、周囲の環境によって体色を自在に変化させることができます。

擬態によって、外敵から身を守っているのですね。

ちなみに調理の前に、イカを締めると体の色は白くなってしまいます。

またイカは体の大きさのわりに脳が大きく、無脊椎動物の中では最も知能が高いとも言われています。

視覚、触覚の機能も高く、情報処理能力に優れているそうです。

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イカの体の特徴的な名前!

イカには実は「足」はないのです。

「足」と呼ばれているものは「腕」なのです。

イカは10本の腕で餌を捕まえたり、ものを運んだりしています。

しかし10本のうち2本は違う形をしています。

伸縮自在で餌を獲るための長い腕で、「触腕(しょくわん)」と呼ばれています。

腕の吸盤にスパイクのような鋭いトゲが並ぶ種類もおり、獲物を逃がさないようにするためだそうです。

ではイカの頭はどこでしょう。

よくイラストなどで、三角の部分に顔などが書かれていますが、イカの頭は腕の生えているすぐ上の部分です。

そのあたりに目もあります。

イカの目は、白目と黒目がある単眼で人間の目に近い構造をしています。

体に対して眼球の割合が大きく、視覚によって多くの情報を得ているようです。

頭付近に突き出た口のようなものがありますが、これは「漏斗」と言って排泄物や外敵の目をくらます墨などを吐き出します。

漏斗を前後左右に曲げたり、海水を吐き出すことで海の中を自在に進むことができます。

本当の口は、頭と腕の付け根にあります。

イカの口には通常「カラストンビ」と呼ばれる顎板があります。

ここで魚の肉をかみ切り、口の中の歯舌(しぜつ)と呼ばれるかたい歯ブラシ状の器官ですりつぶして、食道、胃へ送っていきます。

ですから、イカに噛まれると本当に痛いそうです。

主に食用とされている部分を「外套」と呼びます。

いわゆる「胴体」ですが刺身などにして食べられます。

筋肉質の筒状で、外套膜の中に肝臓や胃などの内臓が詰まっています。

まとめ

いかがでしたか?

イカは身を守るための、たくさんの機能を持っているようです。

そんなイカの寿命はさぞかし長いのではと思いますが、実は平均1年程度と言われています。

イカは繊細なので、飼育も非常に難しく、水槽の壁にぶつかって死ぬこともあるようです。

イカは思いのほか短命なのですね。

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