イカとタコ。
対比されることの多いこの2種の生物。
海洋生物であり、足を多く持っていたり、墨を吐いたりなど共通点の多いこれらの生物ですが具体的にどこが違うのでしょうか。
今回は「足の数」、「大きさ」の違いを詳しく見ていきます。
イカとタコの違いに迫る!大きさからみるイカとタコの違いとは?
まずは、イカとタコの大きさの違いについて見ていきます。
タコの中でも、私たちに馴染みのあるマダコの大きさは、胴と足を合わせて約60センチほどだといわれております。
体重は、750.5グラムが全国平均となっております。
一方、代表的なイカであるアオリイカの大きさは、24.1センチほどだといわれております。
体重は、636.1グラムが全国平均となっております。
両者を比べてみると長さは35.9センチ、体重は113.9グラムほどタコのほうが大きいようです。
この数値だけ見てもあまり違いが判らないような気がします。
足の数からみるイカとタコの違いは?
次に、イカとタコの足の数の違いについて見ていきます。
見た目からわかる違いについては、吸盤の有無や足の色などがありますが、足の数について見ていきます。
一般的にタコは足を8本持ち、イカは足を10本持っているといわれています。
しかし、実は生物学的には、タコとイカ両者とも足は8本ということになっています。
なぜ、イカは足が10本あるということが一般的に言われているのでしょうか。
それは、イカが獲物を捕るための腕である触腕を2本持っているため、見た目では足が10本あるように見えるのです。
しかし、この触腕は生物的には足に分類されないため生物学的にイカは足が8本であるということになっています。
つまりは、イカは足を8本持ち2本の触腕を持ち、タコは8本の足を持ちます(2本を腕と考える説もあります)。
いかにも足が生えているだろうと思われるところに一緒に生えているため、足なのか腕なのか見分けがつきません。
まとめ
「大きさ」、「足の数」から見たイカとタコの違いでした。
いかがでしたでしょうか。
もっと詳しく見ると、膨大な数の違いを発見できると思います。
例えば、体のつくり、生物的特徴、調理のされ方など挙げればきりがありません。
身近で対比されがちなイカとタコですが、その違いを調べてみるというのも新しいことを知るようでとても面白いことだと思います。