皆さんは、カニの天敵をご存知ですか。
もちろん、人間というのはなしで自然界の中でという意味です。
カニといえばゴツゴツとした外殻に覆われていて、自然界の中にもそうそう食べようとする生物はいないのではないかと思います。
しかし、実はカニにも天敵が存在します。
それは、タコです。
「えっ」と思われた方も多いのではないでしょうか。
そう、あのカニの天敵はタコなのです。
そう言われても、タコがカニに勝てるわけがないだろうと、納得できないという方がほとんどだと思います。
これからは、タコがカニの天敵である理由を見ていきたいと思います。
タコがカニの天敵である理由とは?
タコがカニの天敵である理由について、説明していきたいと思います。
私たちもカニを食べるときは、甲羅を割って中の身を食べます。
私たちと同じように、タコはカニの殻ではなく身を食べます。
それなら食べるために、殻を割らないといけません。
体全体が柔らかく、とても殻を割ることができなさそうなタコは、なぜ殻を割ることができるのでしょうか。
皆さん、足で締め付けて甲羅を粉砕するのだろうと予想している方が多いだろうと思いますが、実は違います。
タコは口を使ってカニの甲羅を割ります。
タコの口は足の中心部に位置しており、その口にはクチバシが付いています。
そのクチバシで、カニの甲羅も簡単に壊すことができます。
カニの身を食べるときも、その口から食べます。
しかし、いくらタコでもタラバガニなどの硬い甲羅を持つカニを襲いません。
主にまだ成体になっていないカニや、脱皮したてで殻の柔らかいカニを狙って捕食します。
しかし、ミズダコと呼ばれる全長2~3メートルある大型のタコは、タラバガニの成体なども襲って捕食してしまいます。
タコのほかにも、オオカミウオという魚もカニの天敵です。
この魚は鋭い歯を使って、カニの硬い甲羅をかみ砕いて食べてしまいます。
このオオカミウオは、全長1メートルで深海魚に似たグロテスクな見た目をしています。
このオオカミウオが、ウニやカニを捕食する映像は非常に衝撃的でした。
まとめ
タコがカニの天敵である理由でした。
いかがでしたか。
先ほど否定してしまいましたが、人間もカニの天敵なのだろうと思います。
カニはとてもおいしいのですが、捕りすぎるといつかは食べられなくなると思うので、適度に食べていけると良いと思いました。