まず、オニグモは日本では北海道から琉球列島にまで、生息しているとされています。

ただし伊豆諸島にはいるが、小笠原諸島では観察記録がないとされています。

国外では台湾、韓国、中国にも生息しているそうです。

そして、基本的に朝になると巣を撤去してしまいます。

ところが、電灯の近くなどに巣を張ってしまうと、一晩でもたくさんの虫が掛かってしまい、そのまま放置する事もあるそうです。

あと、台風などの風の強い日には一旦避難をして、また戻って来て壊れた巣を補修したりすることもあると観察されています。

オニグモにとって巣は、人間の住む家とはまた違うようです。

では、住む場所や地域によってどうなのか?

考えてみましょう。

オニグモ 巣 たたまない

オニグモは場所によって巣をたたまないこともある?

オニグモは基本的に夜、巣を張ります。

大ざっぱに言うと、西日本では夜が明けると一旦巣をたたみ、昼間は軒下などに隠れて過ごします。

次の夜にまた巣を張り直し、東日本ではずっと張りっぱなしで昼間は隠れて、夜また同じ巣を使うという定説があるそうです。

実際には意外にアバウトなので、法則通りではありません。

ただ成体(親)は完全に夜行性です。

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幼体は(子供)昼間でも巣を張って、その真ん中にじっとしていることがあります。

基本的には、巣を張る場所は移動しないことが多いようです。

大体同じところに張り続けます。

昼間の隠れ家は、ちょっとした隙間、溝、穴などの中にちょっとした巣を張って隠れています。

一般的に北に行くほど、巣をたたまなくなるという説もあるのですが、沖縄の方でもあまりたたまないオニグモが観察されているそうです。

ましてや、東北地方ではまめには巣をたたまないというので不思議です。

環境条件が影響しているとも言われています。

まとめ

巣を張るのは30分ばかりしかかからないので、例えば昼間にはなにもなかったのに、夕方になって外に出ようと扉を開けると、目の前に大きなクモの巣があって引っかかってしまった、などというようなこともありがちではないでしょうか。

人間との距離感も大切にしながら共存できるといいですね。

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