馬は古くから人とともに暮らしてきました。
そんな馬が象徴するものとは、いったいなんなのでしょうか。
今回は馬の象徴について、そして象徴の意味について紹介していきます。
馬の象徴が表す意味について
私たちが生きている時代より、はるか昔のこととなります。
まだ文明が発達していなく、機械がなかった時代。
馬は交通手段であり、農業の仕事をしたり荷物を運んだりする労働力として活躍していました。
馬は人々の生活になくてはならないものだったのです。
そのため他の動物と比べ、一段階上に見られていたと言われています。
このように生活に欠かせなかった馬ですが、すべての人が馬とともに生活していたわけではありません。
馬を持つことができたのは、お金持ちの人、身分の高い人だけだったのです。
戦国時代といった戦乱の時代にも、馬は騎馬隊として大活躍していました。
この当時にも、馬は選ばれた人しか乗ることができないものでした。
つまりどういうことかというと、馬は富と権力の象徴だったのです。
富と権力の象徴であった馬は、古来中国では王族が埋葬されるときには生きたままの馬が一緒に埋葬されたり、願掛けを行うときには、馬を捧げて願掛けを行うという風習がありました。
馬は富と権力の象徴であったため、庶民が願掛けに馬を捧げることはできません。
しかし、なんとかして馬のご利益にあやかりたい…。
そうして誕生したのが、みなさんご存知の絵馬です。
絵馬がなぜ絵馬というのか、その理由も分かったのではないでしょうか。
まとめ
今回は馬の象徴について、馬の象徴の意味について紹介していきました。
- 馬は古くから身分の高い人たちとともに暮らしてきた
- 馬は富と権力の象徴だったのである
- 願掛けを行うときに馬を捧げて願掛けしていた
- 庶民は絵馬を用い願掛けを行っていた
いかがでしたか!?
富と権力の象徴だった馬、このような理由があって絵馬が誕生したということになります。
今は昔ほどは富と権力の象徴ではなくなりましたが、高貴な姿の馬は昔のまま今も変わらず存在しています。