フンコロガシってどのくらいの大きさの虫なのでしょうか?
まず、どんな姿をしているかさえ、すぐに思い浮かぶ方もそんなにいらっしゃらないような気もします。
そもそも、フンコロガシは日本では今現在1種類しか生息していません。
日本では少ないフンコロガシですが、どんな姿、形をしていて、またどんな大きさや特徴をしているのか、少し気になりますよね。
そういうことで、今回はフンコロガシの大きさや特徴について、少しご紹介していきたいと思います。
フンコロガシ大きさについて
フンコロガシと一言にいっても、その種類はとてもたくさんいて、主にスカラベと呼ばれるものの中で、フンを主食として転がすものが該当します。
スカラベとはコガネムシ科・タマオシコガネ属の昆虫で、動物のうんこを食べるフンコロガシ以外にも、植物を食い荒らす種類のものまでとても広く含まれます。
スカラベは種類によってその体長もまちまちで、約0.2-17cmまでととても幅広く、生息地も南極大陸を除いたすべての大陸に生息しています。
フンコロガシとしては、タマオシコガネの仲間の「ヒジリタマオシコガネ」が有名です。
この種は北アフリカからアジア北部にまで分布していて、体長がどのくらいなのか詳しい情報を見つけることはできませんでしたが、だいたい数cmのフン玉を転がしているようです。
また、そのフン玉は自分の身体の何倍もの大きさのものだそうです。
では、日本国内に生息する唯一のフンコロガシはどうでしょうか?
日本の奈良公園で見られる「マメダルマコガネ」という種類のフンコロガシは、体長2-3mm程度までにしかなりません。
とても小さいですね。
日本国内ではこの他にフンコロガシは生息していませんが、フンコロガシの仲間に共通した特徴は、自分の大きさをかなり上回るフン玉を作り上げ、安全な場所までそれを転がしていくのだそうです。
そんなに大きなボール状になるまで時間をかけて丁寧に作り上げるのだそうですが、その途中や運んでいる最中に、大切に作ったお宝を他のフンコロガシに横取りされることも珍しくないのだそうですよ。
このほか、フンコロガシではありませんが、日本に幅広く生息している種類のコガネムシに、「ダイコクコガネ」がいます。
日本以外でも朝鮮半島や中国にも生息していますが、フンを食べる糞虫の中では大型で、体長2-3cmほどの大きさです。
前胸に低いツノを4本と、オスは頭部に大きなツノが1本できるのだそうです。
背中は黒く、鈍く光るのだそうですよ。
まとめ
フンコロガシの大きさも色々でしたが、姿が美しい種類も多いことでフンコロガシのコレクターさんもいらっしゃるのだそうですよ。
意外と人気者だったのですね。
ただフンコロガシを手で触るのはかなり勇気がいりそうですね。