引き手とは一般的に、馬を人間が引っ張るときに使う紐のことだとされています。
この紐は馬が仮に暴れてしまっても大丈夫なようにかなり頑丈に作られているそうです。
また引き手は、馬房から出して身体を洗ったりブラッシングしたりする場合、柱などにしっかり固定しておくと良いとされています。
馬の引き手の結び方などについて調べてみました。
馬の引き手の結び方は?
馬の洗い場などには、柱に鉄製のリングが付いているようなので、そのリングに引き手を結んで馬が暴れたりしないように固定してあげるそうです。
まず引き手で輪を作り、その輪をリングに通し、輪の中に馬と繋がっていない方の紐を通して、そのまま力をこめて引っ張ると良いとされています。
一番簡単な結び方となるようですが、馬に引っ張られても解けることがない丈夫な結び方なので、是非覚えておくと良いでしょう。
リングがない場合には「馬つなぎ」や「新馬つなぎ」などの結び方がありますが、やや複雑になってくるため、写真つきの書籍や、動画サイトなどで確認して練習すると良いでしょう。
どの結び方も、馬に繋がっていない方の紐を引っ張るだけで簡単に解けるようになっているようです。
馬の引き手の結ぶ時の注意点とは?
引き手を柱等に結び付けるのは、馬が暴れないためというのが主な理由のようですが、幾つかの注意点があるようです。
馬に水を飲ませたり、ブラッシングなどをする場合は首が前後に動かせるよう、すこし長めに結んでおくと良いとされています。
また、馬がパニックを起こして暴れだしたりしてしまうと、引き手が原因で怪我をしてしまうことも考えられる為、引き手の結び目は、人間の手で簡単に解けるようにしておく必要があるそうです。
まとめ
馬はとても繊細な生き物で、音に敏感だとされています。
静かな場所であっても、物を落とした程度の音でパニックになるケースもあるようなので、必ず引き手は柱などに結んで固定するようにしましょう。
また、パニックによって暴れだしてしまったり、収まらないような場合は馬具で怪我をしてしまうこともあるため、引き手は簡単に解けるようにしておくことも大事だとされているようです。