タヌキは普段、何を食べでいるかご存知ですか。
昔話や絵本に登場するタヌキのように、胡桃やどんぐりなどの木の実、林檎などの果物が頭に浮かびますが、タヌキが草食動物であるわけではありません。
タヌキが自分より小さな動物を捕まえて食べている姿は、なかなか想像しづらいです。
いったいタヌキは普段、どういう物を食べているのでしょうか。
タヌキの生息地からわかる餌の種類!
タヌキは日本以外にも生息しています。
寒暖、標高など様々な場所で生息できる秘訣は食にあります。
タヌキは雑食性です。
動物性、植物性両方を食べることが出来ます。
つまりタヌキは非常に多くの種類の餌を食べることが出来るのです。
タヌキが食べる餌の種類は?
植物性であれば、木の実、木の根、茎を食べることがあります。
胡桃やどんぐりの他に、匂いが強い銀杏やイガから出た栗も食べることが出来ます。
林檎などの果物も例外なく、バナナや柿など時には木に登って食べます。
農村部に住むタヌキは、農家の畑を荒らしてしまうこともあるため、害獣として捕獲されることもあります。
動物性であれば、ミミズ、爬虫類、甲殻類からネズミ、鳥、両生類まで幅広く食べます。
他には魚類、軟体動物、動物の死骸まで食べます。
都市部に住むタヌキは、ゴミを漁って食べることもあり、人間の迷惑になっていることが有ります。
タヌキは生息地が偏っているため、生息していない国ではとても珍しがられます。
また、タヌキは狸汁という料理があるように人間の食用肉になったり、毛皮の加工品が売られたりするため、人工飼育をしている国もあります。
人工飼育では、ドッグフードに似た栄養価の高い人工餌が与えられます。
まとめ
タヌキは雑食性で木の根から昆虫、哺乳類、魚類まで幅広く多くの種類の物を、食べることができます。
何を良く食べるかは、そのタヌキがどこに生息しているかによります。
雪が多い地域、標高が高い地域、森林、都市部とタヌキの種類にもよりますが、世界中でタヌキが生息しています。
その地域に適応し、食べられるものを食べています。
タヌキの雑食性はこのように、どのような状況下でもできるだけ生き残ることが出来るように、自然と備わった特性なのかもしれません。