ゾウが絶滅危機になっていることを、みなさんはご存知でしょうか?
1989年のワシントン条約により、ゾウの捕獲は禁止されています。
ワシントン条約とは、絶滅危惧の恐れがある動物を保護するためのものです。
この条約以来、ゾウの輸出入は禁止されているのですが、実は一部では捕獲が許可されており販売が許可されているのです。
主に象牙が狙われているのですが、その他には象革(エレファントレザー)も価値をもつものとして知られています。
今回は、象革の種類や特徴についてお話ししていきます。
革の種類を教えて!象も革になるの?
そうなんです。
象も希少ではありますが、革の種類になっています。
他にはどんな種類の革があるかと言いますと、
- カバ 象以上の厚さがあり丈夫
- 牛(カーフスキン)生後6か月までの乳牛のメスから作られています。きめが細かく牛の中では最高級品
- 牛(アンボーンカーフ)牛の腹子を使用
- 牛(キップスキン)生後6か月~2歳までの牛の革
- 牛(ステアハイド)生後6か月までに去勢され2歳になった牛の革
- バッファロー 水牛のカーフスキン
- 羊 毛穴が小さく薄く柔らかい革
- ダチョウ(オーストリッチ)高級素材としても知られている
などたくさんの種類が存在します。
象革(エレファントレザー)の特徴を教えて!
象革(エレファントレザー)は、ワシントン条約によって輸出入が禁じられているため、様々な革の中でも希少なもので、かつ最高級の革と言っても過言ではありません。
エレファントレザーの特徴は、厚くて丈夫なのですが、柔軟性も兼ね備えており、起毛なので触り心地も最高です。
革面は、大きなしわが大量にあるのが特徴になります。
胴体や鼻、耳にはまたそれぞれの味のあるしわがあります。
主に財布などに加工されるエレファントレザーなのですが、使っていくうちに、摩擦による艶が出てきます。
まとめ
革の中でも希少、高級なものとされている象革(エレファントレザー)なのですが、輸出入が禁止されている為、手に入れることはとても難しいです。
ワシントン条約が結ばれる前に、輸入されたものが加工されているようです。