アルパカの毛で作られた商品で、とても高価な物を目にしたことがありませんか?
手が届かなくて実感したことがない、という方が多いかと思います。
この毛質は、生きるため自然になったものなのです。
過酷な環境から身を守るため、非常に細く柔らかい毛になりました。
ウールのようなチクチクする感覚もなく、人気は高い。
アルパカの毛の名前について!
毛に名前があるの?
そもそも、そんな疑問ですよね。
その柔らかい毛の直径は0.02~0.03㎜程と言われ、極細毛だからこその暖かさ、シルクのような手触りを感じることが出来るのです。
毛並みによって二つに分けられ「ワカイヤ」と「スリ」があります。
「ワカイヤ」とは、短く立ったような毛を持つ個体。
もふもふ可愛いアルパカ!
とイメージする個体は、このワカイヤです。
「スリ」とは、長く縮れた毛を持ち、細く柔らかく、シルキーな光沢が魅力です。
見るからに違うので、わかるはずですが、日本で見られる個体は全てワカイヤであると言われています。
スリは全世界のアルパカの内、約10%以下!
アルパカの毛の値段って色々あるの?
アルパカの毛色はなんと「25色」!
ホワイトやキャメルのイメージが強いと思いますが、もっと濃い色のチョコレートやグレーやブラックもあります。
元々多いところに、混色なども出て来るので細かく見ると数え切れない程です。
そのため、染色の必要はなく天然のまま使用出来るので、自然にも優しい。
毛質については、先程の通りでとても希少な「スリ」が高級品です。
自然の繊維では、カシミアと並ぶもの。
絹のようになめらかで、保温性に優れています。
アルパカ製品で、かなり高額で手触りの良いものはこのスリが使用されています。
ワカイヤでも同じですが、身体の中では足先に行くほど価値が下がります。
そして特に高級品として取り扱われるものが、生まれてから3か月以内の「ベビー・アルパカ」。
生まれて間もない子供の体毛は、細く柔らかいために人気も高く希少です。
まとめ
1度はアルパカのスリの洋服が着てみたいですよね。
しかし、スリは南米アンデスには適していないと言われるので、もしかするとワカイヤの方が厳しい寒さはしのげるのかもしれません。
アルパカの毛を利用した商品自体を経験したことのない方は、是非1度体験してみてくださいね。