ゾウは足が太くて鼻が長く、耳も大きいというイメージがありますよね。
ゾウ以外でも、たとえばサイやカバなど体の大きな動物には足が太いものが多いです。
ではゾウの足は、なぜ太くて大きいのでしょうか。
また、ゾウの足にはどんな特徴があるのでしょうか。
ゾウの足はどのくらい?大きさは?
動物の体が巨大になればなるほど、それに対応して足も徐々に太くなっていきます。
足は自分の体重を支えなくてはなりません。
その支えるべき体重は、体の体積に比例するのです。
また足の強さは、足の太さである面積に比例します。
体の大きさが2倍になると、体重は8倍にもなります。
しかし足の太さは4倍ほどにしかなりません。
それでは足が折れてしまうため、体が大きければ大きいほど足が太くなる仕組みになっているのです。
そのためゾウのハンターは、ゾウの足跡を測ることで、その足跡を残していったゾウの体高と大体の年齢が分かるといいます。
体重を支えるため、足に大きな負担をかけているゾウですが、その太い足が逆にゾウにとっては武器ともなり得ます。
体重を載せたまま、踏みつけることは非常にパワフルに感じますが、一蹴りしただけで、大木を倒す力も持ち合わせているのです。
ゾウの足の裏は大体40センチほどといわれています。
ゾウの足にはどんな特徴があるの?
ゾウは足の指先で歩いています。
いわばバレリーナのように、つま先立ちで歩いていることになります。
ゾウの足の裏はデコボコしています。
雪や氷などの滑りやすい場所での転倒を防止したり、接地力を強めるためにデコボコしているのです。
またゾウは足の裏を使い、遠く離れた場所にいる仲間のゾウが歩く振動を感じることで、コミュニケーションをとることができるといわれています。
ゾウの足の裏は、4トンにもなる重い体を支えるため、クッションとして非常に厚い脂肪がついています。
そのためゾウの足の裏はとても柔らかいそうです。
まとめ
ゾウは大きな体を持っているので、他の動物に襲われることはほぼないといえるでしょう。
敢えて子供のゾウに絞ると、ライオンやトラなどが天敵として挙げられます。
そのため大きな足で歩くゾウは、動物の中で一番強いのではないかと考えられています。