ヤギはマイペースでおっとりしている印象が強いです。
あまり表情が表に出ることはありませんが、よく観察してみると色々な行動をしているのが分かります。
では、そんなヤギの鳴き方、仕草、行動などにどんな意味があるかについて紹介していきます。
ヤギがとる色んな行動…コミュニケーションとその意味
ヤギは「ボディランゲージがある」「鳴き声で気持ちを伝えてくる」と言う方もいます。
それくらい、行動や鳴き声で多彩なコミュニケーション能力を見せてくれます。
たとえば、ヤギ同士のあいさつ。
ヤギ同士は額と舌でコミュニケーションをとるといわれており、お互いの顔をぺろぺろと舐め合ったり、額と額をコンコン、と合わせたりします。
また、ヤギは遊ぶのが好きです。
枯れ枝をくわえたり、頭や前足でものを動かそうとしたり。
体をくるんと旋回させて跳ねまわったり、駆けっこをしたりする姿もよく見られます。
また、人に慣れたヤギは額を寄せてきたり、すり寄せてきたりもします。
これは、人間にもヤギと同じコミュニケーションを取ろうとしている行動で、親しみを込めた挨拶だといわれています。
その時には額やほっぺを撫でてあげると喜びますので、優しく触ってあげましょう。
そんなヤギは鳴き声も多彩です。
特に子ヤギは寂しがりやで、「そばに来てほしい」とねだる時は「メェ~ン」「メヘェェェ~」と、か細く鳴きます。
また、困っているときは「メェーーー」と強く鳴いたり、お腹が空いたときには「メェ メェ メェ」と繰り返し鳴いたりもします。
そして中でも可愛らしいのが甘えている時や嬉しいときの鳴き方です。
「ンメェェ~」だとか「ンンンン~」「ククククク…」と小さく鳴きます。
撫でているときなどにこんな声を聴いてしまったら思わず抱きしめてしまいそうになりますね。
鳴き方だけでなく声色にも変化があるので、機会があったら気を付けて聞いてみてください。
一方で、ヤギを飼うと頭を悩ませるのが頭突き。
じゃれている場合もありますが、これは喧嘩をする時や、自分の力を誇示したいという気持ちの表われで、子供や老人、女性には特に頭突きをするようなヤギもいるのだとか。
頭突きをしないようにするには子ヤギの頃から躾けるようにしましょう。
また、ヤギを触る時は注意するようにしたいですね。
まとめ
ヤギは賢く、餌をくれた人の顔を覚えているといわれ、懐くと仕草や鳴き声でコミュニケーションを取ろうと様々なサインを送ってきます。
これは、信頼関係が強くなるほど表現力も上がっていくのだとか。
喜ぶと尻尾をパタパタさせて明るい声で鳴いたり、好きな餌があるとグゥグゥ喉を鳴らして梃子でも動かなかったり。
多彩なボディランゲージは見ていて微笑ましく、また楽しいことでしょう。