ペットは私たちにとって、癒しをあたえてくれたり寂しさをうめてくれたりします。
でもどんなペットでも「しつけ」をしなければ、人の思うようには行動してくれず、悩みを抱える飼い主さんも少なからずいることでしょう。
しかし、動物はとても賢く愛情を注げば注いだ分、またはそれ以上の忠実をもって接してくれます。
では、珍しいペットとして実際に飼っている人もいるというワニの場合はどうでしょうか。
ワニは、犬のように飼いならすことができるのでしょうか。
ワニはペットとしてはたしてなついてくれるのか?
ワニは、知能的な能力が高い動物です。
爬虫類の中ではすごく珍しいです。
ワニには様々な特徴がありますが、自分たちが生きのびられるように、プラスな部分もマイナスな部分も理解しているかのような行動をとります。
デスロールという回転する行動をみても、噛み砕くことができないことや持久性のなさを補うため、自ら身につけた行動なのかもしれません。
そして、もうひとつ爬虫類でめずらしいのが、コミュニケーションがとれるということです。
ワニはしっかり子育てをします
そして、声をつかって仲間を呼んだりもします。
人間に近い社会的な行動がとれるのです。
頭がよくてコミュニケーションに富んだワニなら、ひょっとすればペットして飼い主とよりよい環境を築くことができるのでは、と期待が膨らみます。
また、外国の例では、命の危険にさらされていたワニを、人が救い手をかけ看病し、自然に帰したところ、ワニがその人のもとに戻って来たという奇跡的な話もあります。
ワニは、人になつく可能性があります。
しかし、犬や猫でも誰にでもなつくことはないように、ワニも信頼関係がなければなつくことはありません。
そして、人間同士でも人見知りの人がいるように、すべてのワニがなつくとも限りません。
ワニをペットにむかえたら、まずはゆっくり環境に慣れてもらうことが最優先です。
環境になれたら、少しずつワニとの信頼関係を築いていくとよいでしょう。
そうすればいつの日か、ワニがあなたになつくかもしれません。
まとめ
ワニは、頭がよくコミュニケーションがとれる賢い動物です。
とはいっても、いきなりなつくほどフレンドリーではありません。
ゆっくり時間をかけて、強い信頼関係を互いにもつことができれば、なついてくれるようになれる動物です。
しかし、野生では人が襲われることもある動物です。
そのためにも、しっかり飼い主であることを賢いワニに理解してもらえるよう努めましょう。