山に昆虫採集に行かれる方も多いでしょう。
夏が近づいてくるとなおさら多くなりますよね!
そこで代表的なのが、カナブン、クワガタ、カブトムシ、コガネムシ・・・といった昆虫たちではないかと思います。
成虫を見分ける、となれば一目瞭然です。
ですが、幼虫を見分けてみようとなると、全然わからない!
なんてこともよくある話です。
でも、考えてみてください。
これらの昆虫たちを同時に飼育し、全てが産卵まで至ったとしましょう。
どの幼虫がどの種だろう?
と成虫になるまでわからなくなってしまうかもしれません。
昆虫によって食べるものや好む環境は違います。
全てクネクネしていて似ているのが幼虫。
見分けるのは難しいと思います。
ですので、ここでは、代表的なカナブン、クワガタ、カブトムシ、コガネムシの4種の幼虫の見分け方について、解説していきます。
カナブンとクワガタの幼虫の見分け方は?
まずは、カナブンとクワガタの幼虫の見分け方について解説します。
パッと見ればかなり似ています。
決定的に違うのが歩き方です。
- カナブン・・・背中で歩く
- クワガタ・・・普通に歩く
背中で歩く幼虫って、かなり稀だと思いませんか。
また、色も若干違います。
- カナブン・・・濃い茶色or黒いものが多い
- クワガタ・・・白っぽいものが多い
なので、全然違う幼虫であることがわかりましたね。
カナブンとコガネムシの幼虫の見分け方は?
次にカナブンとコガネムシの幼虫の見分け方について解説します。
やはりクワガタとの比較と同じです。
見た目に大きな相違点はなく、歩き方が違うことがわかっています。
コガネムシもクワガタ同様、きちんと歩くことができます。
むしろ、歩行が大得意です。
カナブンは背中で歩くので、動作がのろく、うまく歩くことが難しいのです。
見た目ではなく、行動で判断しちゃいましょう!
カナブンとカブトムシの幼虫の見分け方は?
最後にカナブンとカブトムシの幼虫の見分け方について解説します。
この2種についても、見た目はかなり似ております。
よく観察してみると、外見では下記の相違点が見られました。
- カナブン・・・頭が濃い茶色or黒っぽい、小さい
- カブトムシ・・・顔が濃い茶色、大きい
色と大きさで判断するのですね。
でも気付きにくいことは間違いありません・・・。
まとめ
今回はカナブン、クワガタ、コガネムシ、カブトムシの幼虫の違いについてまとめてみました。
やはり、外見では目立った違いは見られないようです。
カナブンかどうかを見分けるには、行動(歩き方)を観察する必要があるんですね。