小学校の時、必ずと言っていいほどウサギを飼っていましたよね。
あれは、なんでなんでしょう?
今思うと、命の尊さや動物に触れることで優しい気持ちになれる、というような理由だと私は思っていました。
今回は、小学校でウサギを飼う理由について紹介したいと思います。
うさぎが小学校で飼育される理由
うさぎを小学校で飼う理由というのは、実はわかっていません。
ずっと前は安価だからという理由や動物実験に使える、食用になるから、子供に大けがをさせる心配がないからなどがありました。
第二次世界大戦中には、食糧や毛皮の確保を目的として繫殖力の高いうさぎが学校に薦められたという理由もあるようです。
また、1992年に旧文部省が「生活科」を導入し命の尊さを教えるための生きた教材を取り入れることになったことも理由として挙げられています。
文部省の資料「学校における望ましい動物飼育のあり方」というものがあり、その中では「ウサギ、モルモット、ハムスター、ニワトリやチャボの飼い方について説明する。」とあります。
また、「ここに説明する小動物を、どこの学校においても飼育することを求めているものではない。」ともあります。
この様に、「うさぎやモルモットを特別に推奨しているわけではない」ということがわかります。
うさぎ小屋が多くの小学校にみられるのは、昔からの慣習とも考えられています。
なぜ、小動物が飼われるようになったかというと、犬や猫の場合は鳴き声の大きさや、噛みつかれたときのケガの大きさを考えると小動物に比べて不安要素が大きいことがあげられます。
しかも、めったに犬や猫は噛みつきませんが、もし狂犬病にかかった犬にかまれたら100%亡くなってしまいます。
このような点から考えると犬や猫は予防接種もいります。
経済的な面から見てもうさぎはちょうどいい動物だったのでしょうね。
まとめ
ウサギを飼うことで「自主性」「連帯感」や「責任感」などが養われます。
また「癒し」が得られることも多く、いつの間にか動物中心の生活になってしまうこともあります。
小学校の時は「うさぎ小屋はあって当たり前」というくらいにありました。
最近ではないところも多いようです。
生き物を飼うのはとても貴重な経験です。
特にマンションで動物を飼えない環境の子供には、かわいいので癒しになるでしょう。
また、自主的にえさやりや水を変えたりと自主性も育つと思います。
動物は何でもそうですが優しくなれますし、命の尊さをわかる日が来ることでしょう。