うさぎといえば可愛い2本の前歯をイメージします。
見た目は2本ですが、大きな2本の裏側に2本小さく前歯が生えているので4本の前歯があり、下の前歯は2本で奥歯は前歯から離れて上側に6本下側に5本あります。
うさぎの歯は人間と違い前歯も奥歯も常に成長しているので、柔らかいものばかり食べているとその歯は伸び続けてしまいます。
前歯が伸びすぎてしまうとどう危ないのか?
その対処法・切る方法について調べていきます。
うさぎの前歯が伸びすぎる原因
本来うさぎは食事をする際に、私たちではとうてい噛み切れない繊維成分の多い草などを食べています。
そのために、どうしても歯はすり減ってしまいますが、それを防止するためにうさぎの歯は伸び続けています。
自然界で暮らすうさぎは木の皮・野草を食べています。
そうすることで、うまく歯がすり減り伸びすぎることなく可愛い前歯を保つことができます。
しかし、飼われているうさぎは栄養バランスを整えた加工食品(ペレット)を食べることが多く、歯が削れる速度と伸びる速度のバランスが崩れてしまうため、前歯だけではなく他の歯も伸びすぎてしまいます。
その結果、うさぎの食欲が落ちて痩せてしまいます。
うさぎの歯が伸びすぎてしまうと、口腔内が狭いこともあり口を閉じることができなくなりまう。
可愛い顔も変形してしまうという恐ろしいことが起きるだけではなく、うさぎの体に障害が残る可能性もあります。
うさぎの前歯を切る前にするべきこと
うさぎの歯が伸びすぎていることについては、毎日みていると気づきやすいことといえます。
うさぎの歯は、歯が削れる速度と伸びる速度のバランスが整っていないと約1か月で1cm以上伸びるので、少し伸びすぎているようであればワラ(チモシー・アルファルファ)などを食べることで伸びすぎることを防止することができます。
それでも伸びすぎてしまったら、その前歯などを切らなければいけません。
爪を切るのとは違うので、飼育者で切ろうとせずに必ず動物病院で切ってもらってください。
うさぎにとって歯はとても重要です。
歯並びが悪くなったりすると、人間でいう風邪のような症状だけでなく他に大きな病気にもなってしまうこともあります。
そのため間違った歯の切り方をすると、うさぎの可愛さも半減してしまうだけでなく大変なことになります。
まとめ
うさぎにとって歯は人間以上に大事です。
歯が伸びすぎてしまうのを防ぐために、ネズミや他の動物のように木などを削るのと違い、牧草やワラなどを食べて歯全体をうまく削っていかないと、うさぎの歯は伸びすぎて切ることになってしまいます。
柔らかい食べ物ばかりだとうさぎも人間もいいことはないようです。