いまや、ペットとして犬・猫に次ぐ大人気のうさぎ。
うさぎの寿命はだいたい7~8年ほどだと言われています。
まれに10年以上生きるうさぎもいるそうです。
当然、うさぎも人間と同じように老化していきます。
その老化はいつから始まるのか、そして症状はどのようなものなのかを見ていきましょう。
うさぎの老化、どんな症状?
うさぎの老化の症状が始まるのは、個体差はありますが、5歳を過ぎたころからです。
まず、気づきやすいのは見た目の変化で、筋肉や脂肪が落ちてやせてきます。
筋力がおとろえるので、足元がふらついたり、段差につまずいたりすることが増えてきます。
さらに、毛の質も変化します。
若いころはツヤツヤしていたのが、バサバサとした毛に変わっていきます。
そのほか、涙や目やにの量が増えるので、目の周りが汚れたり、自分でグルーミングがうまくできなくて、おしりが汚れてきたりします。
また、普段の行動はどのように変わってくるのでしょうか。
ゆっくりとした動きになり、少し動いただけで休んでしまいます。
睡眠時間が長くなり、今まで起きていた時間帯でもずっと寝ていたりして、動かない時間が増えてきます。
食事については、食べる量が減り、好みが変わるうさぎもいるので、今まで食べていたフードを食べなくなってしまいます。
さらに、おしっこやフンを決められた場所でしなくなります。
うさぎの老化、食べ物を工夫!
それでは高齢となったうさぎの食事は、どのようなものを与えればよいのでしょう。
牧草は引き続き与えた方がよいですが、老化により好みが変わってしまうことがあります。
そういう場合は、もっと香りの強い牧草を試してみたり、レンジで温めるなどの工夫をしましょう。
また運動量も落ちるので、ペレットは低カロリーのものに替えてあげましょう。
さらに、高齢により食事の量が減ってくると、栄養不足になってしまいます。
それを補うためのサプリメントも試してみましょう。
関節に良いグルコサミンや、消化吸収には乳酸菌のほか、免疫力をアップするためのサプリも出ています。
これらのサプリメントを食事とうまく組み合わせて与えてみるのもよいでしょう。
まとめ
うさぎの寿命は人間よりも短いですが、大切な家族の一員であるうさぎ、楽しく健康な一生にしてあげたいですね。
そのためには、飼い主がうさぎの老化にいち早く気づいて、早めに対策をしてあげましょう。
健康には食事がとても大事なので、食べ物やサプリメントをうまく使って、一日でも長く一緒に過ごしたいですね。