スカンクは夜行性の動物になり、夜になると、こそこそと巣穴から這い出し、餌を探しにあちらこちらへと歩き始めます。
スカンクの住む北アメリカ周辺には、クマやピューマが住んでいるため、慎重に動かなければなりません。
万が一、見つかってしまった場合には、逆立ちして相手の顔めがけて分泌液を浴びせかけ、その間に素早く逃亡するというスカンク独自の特技をもっております。
そうです!
この分泌液こそが、スカンクのおならになります。
スカンクのおならは臭い。誰もが知る真実ですが、そのおならは、何の成分でできていて、どのくらいの臭さをもっているのでしょうか。
スカンクのおならの成分は?
スカンクのおならは、スカンクの肛門周辺から出る分泌液になります。
この分泌液の正体は、ブチルメルカプタン(ブタンチオール)。
世界一臭い成分としてギネスブックにも認定されているチオールという成分の一種になります。
ちなみに、果実の中でもっとも臭いと言われるドリアンにも、チオール系の成分が含まれているとのことです。
スカンクのおならの臭さはどのくらい?
スカンクのおならの臭いを表現するなら?
と、スカンクのおならを嗅いだことのある人たちに問えば、皆さん口々に、卵が腐った時に発生するにおい、または、温泉地に行った時に嗅ぐ硫黄のようなにおい、生ごみの腐ったにおい、にんにくのにおい等と表現されております。
スカンクのおならは、分泌液を噴射した周辺だけでなく、風にのって2キロ先にいる人が、そのにおいを嗅ぎとることができるほどの強さをもちます。
一度、嗅いでしまえば、しばらくは、そのにおいが頭から離れず、吐き気、咳、一時的な失明、呼吸困難等の症状を発生する場合も少なくありません。
スカンクのおならの臭いはどんな臭い?
スカンクのおならは臭いことはよく知られたことですが、そのにおいは、どのようなにおいなのでしょうか。
嗅いだことのある人たちは、ガスの臭いとゴム管が焦げる臭いを混ぜたような、また、チーズを何日も放置して腐らせたようなにおいとのことです。
まとめ
スカンクの攻撃に遭い、分泌液をかぶってしまった時は、すぐさま衣服を脱ぎ捨てましょう。
皮膚に付着した場合は、トマトジュースがおすすめです。
付着した部分にトマトジュースをたっぷりとかけて洗い流すことで、皮膚への浸透を防ぐことができるそうです。