みなさんは馬のフケをご存知でしょうか?
フケと言えば髪の毛を想像されると思いますが、馬の場合は違った意味があります。
今回は馬のフケの時期について調べてみました。
馬のフケの時期
馬のフケとは年に3~4回ほど起こる牝馬の発情のことです。
基本的には3月~7月にかけて、18日~23日の周期で起こります。
フケの時期になると馬は尾っぽの動きが左右に揺れます。
近くにハエがいる場合や暑い場合、また気分がイライラしている場合でも尻尾は動きますが、その場合は鋭い動きです。
フケの合図の場合はゆっくり尻尾が動き、尻尾を持ち上げて周回させます。
このような動きがみられて場合はフケの可能性があります。
馬のフケの症状
フケの時期の場合、馬はなかなか前に進もうとしないようです。
パドックでいつも元気に歩いている馬が係員に引かれていたり、普段より動きが悪い場合、引いている厩務員に頭を向け妙に甘えている場合はフケを疑う必要があります。
また一番確実に見分ける方法としては、フケの場合、馬の尿道から分泌物が出ています。
しかし、これを判断するためには馬の尻尾を上げて確認する必要があるため、遠くから判断するのは難しくなります。
パドックなどでは、尻尾が上がった時にチャンスがあれば判断する事ができます。
更に後躯の歩様がギコチないのも判断基準になります。
馬のフケのレースへの影響
馬のフケはレースではマイナス要因として考えられてます。
発情期のためレースに集中する事ができず、馬のパフォーマンスが落ちてしまうからです。
まとめ
馬のフケについてまとめましたがいかが、でしたでしょうか?
馬のフケとは、年に3~4回ほど起こる牝馬の発情のことでした。
人間のフケとはまったく異なった意味として使われている事が分かりました。
レースではマイナス要因となってしまうため、フケのサインが出ている際は注意する必要があるようです。