おならが臭いことで知られるスカンクは、黒と白の模様が特徴の小型獣になります。
ちなみに、黒と白はほかの動物たちに対する警告色となっており、ほとんどのスカンクは、黒と白を基調とした模様をもっております。
ですが、その警告色だけでは、哺乳類最大と言われるピューマから、身を守ることができません。
ただ逃げるだけでは、いつかは捕まってしまう。
そう考えたスカンクは、臭いにおいを放射して、自らの身を守ることを思いついたのでしょうか。
なぜ、おならをするようになったのでしょうか。
スカンクは、なぜ、おならをするようになったのでしょうか?
スカンクが生息している北アメリカでは、ピューマやクマ等の大型獣が多く生息しており、小型獣であるスカンクは、太陽の光にさらされる日中は捕獲される可能性があるため、自由に動くことができません。
ですので、スカンクは、夜、ピューマたちが寝静まった後に、こそこそと巣穴を這い出し、餌となる昆虫等を求め、あちらこちらへと積極的に行動を起こします。
ちなみに、哺乳類は動物が発するにおいを頼りに行動するため、スカンクだけでなく、どの哺乳類にも危険はあります。
スカンクは、何かのトラブルによって、自らの身に危険が及んでいると察知すると、まずは、尻尾を高く上げ、威嚇します。
何度か威嚇しても、相手が攻撃を止めない場合には、相手の顔をめがけて臭腺から分泌液を放射し、臭いにおいを充満させている間に逃亡を図ります。
なぜ、スカンクが臭いにおいのおならを発するようになったのか。
それは、ただ一つ。
自分の身は自らで守らなければならないからになります。
ピューマたちがいる北アメリカで穏やかに暮らすには、小さな身体のスカンクは大きな身体をもつ動物たちに依存して暮らさなければなりません。
依存するにしても、その依存がスムーズにいけば問題ありませんが、その動物の餌となる日が来ないとも限りません。
その恐怖心から、臭い分泌液を放射する臭腺をもったとのことです。
まとめ
スカンクは、どちらかと言えば、攻撃型の性格をもつ小型獣になります。
いつでもどここでも敵が現れれば、黒と白の模様を見せ、地面を蹴る・叩く、逆立ちする等の警告を行います。
それでも敵が攻撃を仕掛けてくる場合に対し、最終手段として、臭腺から分泌液を放射し、相手に大きなダメージを与え、その間に退散します。