愛らしい姿で大人気のうさぎ。
飼っている方の中には、あまりの可愛さに、1匹だけにとどまらず、2匹3匹と増やしたくなってしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、うさぎはとてもストレスに弱い生き物です。
加えてうさぎ独自の習性もあって、うさぎを複数飼うときは、1匹のときと比べて、気をつけなくてはならないことが格段に増えます。
では、うさぎを多頭飼いするときは、具体的にどのようなことに配慮すればよいのでしょうか。
うさぎの習性も踏まえて、解説していきたいと思います。
うさぎをオスメスで多頭飼いする場合!
まず、うさぎを複数飼うときは、それぞれの性別に注意しなければなりません。
オスとメスを一緒に飼うと、当然子どもを産んで増えます。
うさぎの繁殖力はとても強いので、放っておけばどんどんうさぎの数が増えてしまいます。
オスとメスを一緒に飼うときは、去勢・避妊手術が必須です。
ならばオス同士であれば大丈夫、というわけにはいきません。
うさぎのオスは気性がとても激しく、なわばり意識も強いため、同じ場所で飼うとほぼ間違いなく喧嘩を始めてしまいます。
侵入者を排除しようとして本気で傷つけ合うので、オス同士でうさぎを飼うのはやめたほうがよいでしょう。
うさぎをメス同士で多頭飼いする場合!
うさぎの多頭飼いで成功しやすいのは、メス同士の場合であると言われています。
オスほど、なわばり意識が強くないためです。
しかし、なわばり意識が全くないわけではないので、相性がよくないとオス同様に喧嘩することもありえます。
また、オスメスに関わらず、生殖器があると精神的に安定せず、攻撃的になりやすいので、できれば避妊手術をしてあげることが望ましいです。
うさぎの多頭飼いはストレスになりやすい!?
以上のことからも、慣れないうちは、うさぎは1匹で飼うほうが無難です。
うさぎはとてもストレスを溜めやすく、知らないうさぎがやってくると神経を尖らせるので、多頭飼いを始めた途端に荒っぽい性格になってしまったり、自傷行為を始めたりする子もいます。
喧嘩に発展しない場合でも、トラブルになるケースがとても多いのです。
複数のうさぎを飼うときは、ケージを別にする、同時に部屋に放さないなど、対面によるストレスを極力なくしてあげることが大事です。
まとめ
うさぎを多頭飼いするときの、配慮について解説しました。
とても繊細でナーバスなうさぎ。
多頭飼いを始めると、必ずと言っていいほどストレスの元になるため、さまざまな工夫が必要です。
もしも複数のうさぎをお迎えすることになった場合は、どの子にも負担がかからないように、精一杯気を配ってあげてくださいね。