うさぎは、とてもデリケートで病気になりやすい動物です。
メスの場合、子宮の病気になりやすく、オスの場合も精巣の病気が多いです。
そこで、去勢手術をした方がいいのかどうか迷ってしまう飼い主も多いですね。
費用は高くつくし、どうしたらいいものかと悩む人も少なくありません。
うさぎのオスは、思春期になるとイライラして凶暴になり、飼い主に攻撃したり、かみついたり、マウンティング行為をし続けたりします。
他にもストレスのあまりに、食事をとらなくなったりするうさぎもいます。
飼い主への危険性やうさぎの凶暴性のためにも、去勢は必要となってくるわけです。
うさぎの去勢後の変化について!
うさぎの去勢後は、メスもオスも穏やかになります。
メスの場合、去勢後も妊娠したつもりで巣作りのために毛をむしり取ったり、神経質になりやすくなったりと「偽妊娠」という行動に出たりします。
普通は偽妊娠をしなくなるのですが、中には性格がすぐに変わることなくこの行為をするうさぎもいるようです。
オスの場合も、マウンティングをしなくなるのが普通なのですが、「上位立場」という性格の問題からマウンティングを続けるオスもいるようです。
また、オスはおしっこを飛ばして自分のテリトリーを増やそうとする行為をしなくなります。
うさぎは去勢後凶暴になる?
うさぎを去勢したところで凶暴性はなくなるのかというと、100%なくなるわけではありません。
中には手術をしたのに、まだ飼い主にかみついたりするうさぎもいます。
「自分の立場が上だ」という意味でのマウンティングも、なかなか治らないようです。
手術をしたからといって、すぐに性格が変わるわけではありませんので、しばらく様子を見てあげましょう。
それでもなかなか治らない場合は、しっかりとしつけをしなければなりません。
まとめ
去勢手術は繁殖を抑え、病気をなくすことを目的としていますが、凶暴性をなくすということも含まれています。
去勢することによって性格が穏やかになる。
凶暴性がなくなる。
病気が少なくなりうさぎや飼い主の身を守ることができる。
など、いろんな利点があります。
オスにしてもメスにしても去勢費用はかかりますが、飼い主の身を守るためにもうさぎに長生きをしてもらいたいためにも、去勢手術は必要なものなのです。