うさぎは、1日のうちに寝たり起きたりを繰り返しています。
いつも鼻をヒクヒクとさせて動きまわっているイメージがありますが、時には大人しくじっとしていることがあります。
こんな時は、どうしたのかな?
と心配になりますよね。
ただ、リラックスしているならいいのですが、うさぎが動かない時は病気が原因であることも考えられます。
うさぎが動かない!原因は?
うさぎがじっとして動かないのには、いくつか理由が考えられます。
うさぎはデリケートなので、環境の変化などでストレスがかかっている場合。
鼻をヒクヒクと動かす仕草がいつもより早い時は、極度の緊張や怯えが考えられます。
ストレスの原因となっているものを、取りのぞいてあげましょう。
引っ越しなど、飼い主さんのやむを得ない理由で環境が変わった場合は、いつもより多くコミュニケーションを取ったり、引っ越し前からのお気に入りの遊び道具で、遊ばせてあげたりして落ち着かせてあげましょう。
騒音が原因の場合は、窓を閉めたり、段ボールや布などでケージを囲ってあげたりすると落ち着くことがあります。
他に、体勢が原因の場合があります。
うさぎは仰向けが得意ではありません。
一見かわいく見えますが、うさぎにとっては辛いようです。
仰向けの姿勢で動かない場合、たとえ鼻や手足ピクピクと動かしていても、体に負担がかかっている場合もあります。
長時間放っておくと、気絶してしまう可能性がありますので注意してください。
うさぎは犬や猫のように鳴くことができませんので、その分じっくりと様子を観察してあげることが大切です。
次に、えさの種類によるものです。
小麦粉や砂糖の取り過ぎで胃腸の動きが鈍くなり、食べ物が溜まったりガスが溜まったりして腹痛を起こすのです。
これをうっ帯と言いますが、この場合、お腹が張っていることがありますので、触るとわかる場合もあります。
お腹の痛みを和らげるために、体を曲げたり伸ばしたりする仕草をすることもあります。
このような場合は、何日も放っておくと悪化する場合がありますので、病院で診てもらいましょう。
最後に、何らかの病気が原因の場合もあります。
うさぎが動かない!病気?
うんちがいつもより小さかったり出なかったりする場合は、病気が原因で胃腸の動きが鈍くなり、うっ帯が起きている場合が考えられます。
この場合は、毛球症の可能性があります。
胃腸の働きが低下しているときに、毛づくろいでたくさん毛を飲み込んでしまって起こる症状です。
うんちが毛でつながっていたら、毛球症のサインです。
食欲がなかったり、食べ物を欲しがらなかったり、うんちの形状がいつもと違う場合は、一度病院で診てもらいましょう。
また、不正咬合によって、歯が伸びすぎて食べ物が噛めず、食欲不振になりうっ帯を引き起こしている場合もあります。
この場合も病院で相談してみましょう。
まとめ
うさぎはデリケートでストレスに弱いため、些細なことが原因で病気を引き起こす場合があります。
いつもより元気がなかったり、めったにしない歯ぎしりをしていたり、通常見られない様子が見られたら注意してください。
飼い主さんの日々の観察によって、発見できる体の不調もあります。
「あれ?今日はちょっとおかしい」と思ったら、放っておかず獣医さんに相談しましょう。