夏は行楽にぴったりのシーズンですが、同時に虫の被害に気をつけなければいけない季節でもあります。
中でも見すごしがちなのがアブによる虫刺されの被害。
ハチなどに比べれば刺されたときの症状は軽症ですが、放っておけばどんどん炎症が大きくなっていきます。
「大丈夫なのだろうか、病院に行ったほうがいいのだろうか?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、アブに刺されたときの治療法と、病院に行く必要があるのか、その判断のしかたについて解説していこうと思います。
アブに刺された場合の治療。市販の薬などでできること
アブに刺されると、刺された瞬間にまずチクッとした痛みが走ります。
このため、何かに刺されたのだとすぐわかります。
痛む場所を確認し、アブに刺されていた場合は、すぐに患部から血を絞り出し、流水で洗いましょう。
アブは人を刺すときに、炎症の元となる成分を注入します。
これが後に炎症を広げる原因になり、放っておくと痛みとかゆみが長く続きますので、すぐに洗い流すことが大事です。
もし持っていれば、ポイズンリムーバーを使って除去することも可能です。
ポイズンリムーバーはネット通販やアウトドア専門店などで取り扱いがありますので、山や川へ出かけるときはぜひ1つ持っておきましょう。
炎症の元を除去したら、市販の塗り薬を塗っておきましょう。
一般的に虫刺されに効くと言われている抗ヒスタミン系やステロイド系の塗り薬は、アブに刺されたときも同様に効果があります。
アブに刺されたら病院に行くべきか
アブに刺された場合でも、適切な応急処置をおこなえば、数日から一週間程度で炎症はおさまるため、病院へ行く必要はありませんが、刺されたときに応急処置ができなかったりして炎症が悪化してしまった場合や、一週間を過ぎても腫れが引く気配がなかったり、傷口から出血しておりいつまで経っても止まらなかったりする場合は、受診を検討したほうがよいでしょう。
また、外界に対する抵抗力のあまりない乳幼児や高齢者の方がアブに刺された場合も、症状が悪化しやすいため、病院を受診することをおすすめします。
まとめ
アブに刺されたときの治療法と、病院を受診するかどうかの判断基準についてご紹介しました。
夏になると山や川へ出かける機会も増えるかと思われますが、その際はまず虫除けスプレーなどでしっかりと対策をして出かけるのが大事です。
もし、それでもアブに刺されてしまったら、慌てずに応急処置をして様子を見ましょう。
どうしても炎症が引かない場合は、迷わず病院を受診してくださいね。