ブヨとはハエの仲間で人間などの哺乳類から吸血することで産卵時の栄養を補給する環境害虫の一種とされています。
ブヨは吸血時に毒素を含む分泌物を注入し、その毒素に対するアレルギー反応によって強い痒みや腫れなどの症状がでると言われています。
このアレルギー反応は個人差があり、アレルギー体質の人の場合、痒みは腫れが全身に広がってしまったり、呼吸困難などの重篤な症状が出てしまうことがあるようです。
ブヨのアレルギー検査とは？
ブヨに刺されると強い痒みや腫れが２週間程度続くようですが、中には全身へ痒疹（ようしん）と呼ばれる強い痒みを伴う湿疹が全身に広がってしまったり、高熱や急激な血圧低下、呼吸困難などの重篤な症状になってしまう人も居るようです。
このような重篤な症状になってしまう方の殆どは「アレルギー体質」であることが多いようです。
体の免疫細胞がアレルギー物質に強く反応してしまう人がアレルギー体質であるとされ、血液検査や皮膚テストなどで検査できると言われています。
血液検査では血液中の免疫細胞の数や、アレルギーの原因となるアレルゲンへの反応強度をチェックして、アレルギー体質かどうかを検査するようです。
皮膚テストでは皮膚を小さく傷つけて、そこにアレルゲンを滴下、アレルギー反応をみて皮膚の敏感さやアレルギー反応の強さを検査し、アレルギー体質かどうかをチェックするようです。
どちらの検査も保険適用で５０００円前後だと言われています。
アレルギー体質の方が気を付ける事は？
ブヨが吸血時に体内へ注入する分泌物は、毒性が強く、アレルギー体質の方が刺されてしまうと重篤な症状が出てしまうと言われています。
そのため、ブヨが多く生息している渓流の近くに行くような山登りやキャンプ場などのレジャーでは、ポイズンリムーバーなどのファーストエイドグッズやハッカ油スプレーなどの虫除け、抗ヒスタミン剤を含む強めのステロイド系の軟膏を持っていくと良いでしょう。
また、ブヨはサイズが小さく、服の上から吸血することはできないと言われており、肌の露出を減らすだけでも虫除け効果が高いと言われています。
まとめ
アレルギー体質かどうかの検査は血液検査や皮膚テストで実施できることがわかりました。
金額は５０００円前後のようなので、気になる方はレジャーに行く前などにチェックしておくと良いかもしれませんね。
