夏は山遊びや川遊びに最適なシーズンです。
夏休みを利用して山や渓谷にお出かけになる方も多いのではないでしょうか。
そんな時に気をつけたいのが、虫による被害です。
特にアブは、山間や川沿いなどの湿気のあるところに頻繁に出没し、一部のアブは人を刺します。
ハチほどの強い毒性はありませんが、一定の症状があらわれるので油断はなりません。
では、アブに刺されると具体的にどうなるのでしょうか。
今回は、アブに刺されたときの症状について、解説していきます。
アブに刺されると現れる症状
アブは吸血する時に、口から抗凝固作用のある液体を分泌するので、蚊に刺されたときなどと違い、出血することがあります。
また、この液体がのちに炎症を引き起こす元となります。
刺された場所は赤く腫れあがり、強いかゆみを伴います。
場合によっては熱をもつこともあるようです。
刺された後の処置の仕方によっても違いますが、数日~数週間程度かゆみは続きます。
ひどい場合はそれ以上続くこともあるので注意してください。
もし刺された場合、すぐにポイズンリムーバーなどで吸い出すか、搾り出して流水で洗うなどの処置が効果的です。
アブに刺されたときの痛み
アブが人を刺すときは、そのアゴで皮膚を食いちぎり、そこから出てきた血を吸います。
そのため、どちらかというと「刺された」というよりも「噛まれた」という表現のほうが近いようです。
こういった吸血のしかたのため、噛まれた瞬間にチクッとした鋭い痛みが走り、何かに刺されたのだとすぐに気がつきます。
ハチのように刺すわけではないので、針を抜く必要はありませんが、それでもかなりの痛みを伴います。
まとめ
アブに刺されたときに起こる痛みや症状についてご説明しました。
命にかかわるような危険な症状ではありませんが、それでもやはり相応の痛みやかゆみが続きますので、あなどることはできません。
蚊と同じく、人のいるところに積極的に寄っていく習性があるため、アブの出そうな場所に行く時には常に注意が必要です。
虫除けスプレーなどを忘れずに持っていき、定期的に塗布するようにしましょう。
もし刺された時は、かきむしったりせずに適切な処置をおこなってください。