疥癬(かいせん)とは、ヒゼンダニによるかゆみの激しい皮膚病です。
ハリネズミには、ヒゼンダニというダニが背中の針の隙間に入り込み卵を産み付け、その卵が成虫し、また卵を産み付けと繰り返し行います。
人にも感染しますので、病院での治療が必要となります。
ハリネズミの疥癬の症状は?
ハリネズミにヒゼンダニが発生すると、目の周りにかさぶたができたり、肌が赤く腫れあがったり、フケやかゆみが出てきます。
ハリネズミの皮膚には人間と同じく角質層があるのですが、その角質層に疥癬トンネルというトンネルを掘って寄生し、卵を産み落とします。
2週間ほどで産み落とした卵が孵化し、成虫となって毛穴に寄生する。
これの繰り返しを行っているのです。
ひどくなると、針が抜け落ちたり、かゆみのストレスで円形脱毛症になったり、命にかかわる状況となる場合もあります。
ハリネズミの疥癬の治療法!
ヒゼンダニは購入時にすでに、ほかの動物から移ってしまっているときも多いです。
ハリネズミが眠っている間とか、背中を丸くしているときに針の隙間を観察してみてください。
もし、かさぶたができていたり、フケが多かったときはすぐに病院での治療を行うことをお勧めします。
ヒゼンダニが人に移ることもあります。
ただのかぶれや、アトピーと間違えて放置している場合が多いようです。
ヒゼンダニは繁殖していきますので、人間でも早めに病院へ行き、適切な治療を行うことをお勧めします。
治療費は通院に日にちがかかるので症状にもよりますが約2万円以上かかります。
お風呂も、ハリネズミの汚れやダニを洗い流すので衛生的に効果的と言われていますが、頻繁にすると、ハリネズミは水に入る習慣がないので、逆にストレスを起こして病気になりがちですので、様子を見ながらお風呂に入れてあげましょう。
まとめ
ヒゼンダニはとても厄介な病原体です。
放置していると命にかかわってしまいますし、人に移る可能性も高いですので、早めに病院で受診し、適切な治療を行うのがベストです。
病院での治療には1~2か月かかってしまいますが、徐々にダニを減らして、元の健康なハリネズミの肌を取り戻すことができるので、自己判断でお風呂に入れすぎたりしないで病院での、治療をすることをお勧めします。
普段よりハリネズミの健康状態をチェックし、寝袋や床材など生活環境を衛星に保つように心がけることが大切です。