ペンギンは、南極の氷の上で生息しているイメージがありませんか?
しかしほとんどのペンギンが、南極以外の大西洋やインド洋などの島や大陸で暮らしています。
そして中には、赤道直下の熱帯地域に暮らすペンギンもいるのです。
では本当に南極で生息するペンギンは、どれだけいるのでしょうか?
その数や種類を紹介します。
ペンギンの種類のうち南極で暮らすのはどのペンギン?
世界中に生息するペンギンの種類は18種類いますが、それが全部南極大陸で暮らしているのではありません。
多くのペンギンが大西洋やインド洋沿岸の島や大陸で暮らし、中にはガラパゴスペンギンのように赤道直下のガラパゴス諸島で生息している種類もいます。
そして最も多くのペンギンが生息している国がニュージーランドなので、南極大陸にすべてが集合しているわけではありません。
日本の水族館では、現在11種類のペンギンが飼育されています。
全国各地の水族館でそれぞれのペンギンを見ることができ、特に乾燥している地域で暮らす事ができるフンボルトペンギンは日本中の多くの水族館や動物園で飼育されています。
南極大陸に暮らしているペンギンについて、実は資料によって種類がバラバラなのは事実です。
ある資料では、南極で暮らすペンギンは「コウテイペンギン」「アデリーペンギン」「ヒゲヒモペンギン」の3種類のみだと紹介しています。
また別の資料では「コウテイペンギン」「アデリーペンギン」「キングペンギン」「ヒゲペンギン」「ジェンツーペンギン」の5種類が南極で暮らしていると紹介しています。
そして環境省によると、南極で暮らすペンギンは「コウテイペンギン」「アデリーペンギン」「ヒゲペンギン」「ジェンツーペンギン」の4種だと紹介されています。
このように南極で暮らすペンギンは全部で5種類あげられましたが、このなかで繁殖期も全て南極大陸で暮らしているペンギンは「コウテイペンギン」と「アデリーペンギン」の2種類だけです。
他のペンギンたちは、繁殖期になるとインド洋や大西洋に浮かぶ島やニュージーランドなどに移動して、そこで繁殖して子供を育てます。
まとめ
南極の氷の上で暮らしているイメージがあるペンギンですが、実際に南極で暮らしているペンギンの種類は少数でした。
しかも繁殖と子育ても含めてすべての時期を南極大陸で過ごすペンギンは、2種類しかいないとは驚きの事実です。