以前サーカスの映像で馬がパフォーマンスをしているのをみたことがあります。
“よくあれだけ一糸乱れずサークルを駆け回ることができるな”・・・なんて見ていたものです。
ここ最近では“騎馬隊”による警らをテレビで見かけたことがあります。
緊張した様子がうかがえますが、はたしてどうなのでしょうか?
リラックスしているときの馬はどんなことをしているのだろう。
以前、乗馬体験をしたことがあるのですが、その時体験の場所から離れた厩のそばで一頭の馬が繋がれていました。
聞いたところ“ここ(体験牧場)に来たばかりの新人さんで、まだ人慣れしていない”とのことでした。
この牧場ではサラブレッドのシルバーさんが乗馬体験のできるように調教をしているところなので幾分穏やかな馬たちでした。
では、馬が首を振っている時、何か意味があるのではと言うことにスポットを当ててみたいと思います。
本当は同じだった!?馬と赤ちゃんが首を振る共通点!!
赤ちゃんから幼児に変わるころ、“人見知り”や“イヤイヤ時期”を経て人間は大きくなります。
まだ言葉も話せないのですから当たり前ですが、動物全般に言えることです。
つまり、人間は言葉を持ったことで感情を表現します。
どう伝えていいのかわからずにいるとしたらどうでしょう。
そう、“ボディーランゲージ”で表現すること。
同じ動物の間では何がしたいのかを理解しあえますが、馬と人間ではどうでしょう・・・。
“ボディーランゲージ”または行動を観察するしか方法がありません。
馬が縦や横に振る行動は、一つに“イヤイヤ”をしている時。
これは馬の状況もありますが人間で言うストレスのようなものと思ってください。
例えば競走馬は毎日ムチで走りを促され『もう嫌だ!!』と言いたいけど伝えられない、鞍(くら)を付けるのが不快感がある、ハミ(くつわ)が違和感があるなど。
また、騎乗する人との相性もあるようで縦や横に首を振る時は注意が必要とされます。
あまり無理をすると振り落とされてしまう可能性もあります。
その一方で寂しさから『気に留めて欲しい~の!』とオーバーアクションをしていることもあるようです。
この場合近くに“人”がいるときなど甘えたようなしぐさで首の上下を激しく振ることもあります。
かわいいですよね!!
あの目としぐさにはいちころになるのはわかるような気がします。
まとめ
馬の気持ちはわからないとはいえ行動やしぐさからこちらがとらえてあげないとそれこそ“へそ”を曲げられてしまいそうです。
また、中にはブラッシングで気持ちいいと首を上に伸ばすこともあるので、その表情にも注目してみるのもいいかも。
首振りのサインを見逃すな!!