コオロギは知っているが、カマドウマはちょっと?
まず、カマドウマを知らない方が多いかもしれません。
いまでは見かける機会もほとんどないと思います。
山の中や田舎の家でないと出会えないと思います。
そんな、カマドウマについてすこしでも知ってらいたいと思います。
カマドウマとは?
見た目はコオロギに似ていますが、バッタ目に属する昆虫になります。
見た目がコオロギに似ている理由としては、後脚が発達しているためと考えられます。
バッタの成虫には翅がありますが、カマドウマは成虫になっても翅をもたないのです。
その代わりに発達した後脚があり、飛び跳ねることが可能です。
カマドウマという名前は、昔の家のかまど周りによく発生していたことからと、馬のように飛び跳ねる様子から、カマドウマと呼ばれるようになりました。
餌に関しては、好き嫌いをせず大体の物を食します。
木の樹液から、落ち葉、動物や虫の亡骸など有機物なら何でも食べます。
オスとメスではメスが少し大きめで、オス15~21mm、メス12~23mm程までなります。
寿命は大体2~3年といわれています。
昆虫の中ではまぁまぁ長い寿命です。
天敵としては、鳥やカエル、ネズミなどがあげられます。
なぜ「便所コオロギ」と呼ばれるその訳は?!
カマドウマは、俗称として「便所コオロギ」として呼ばれることがあります。
理由としては、昔の便所(トイレ)は母屋から離れた屋外に設置してありました。
そのためカマドウマの好む、環境が整っていたため多く発生したのではと考えられます。
カマドウマの好む環境としては、閉所、暗所、湿度が高い場所を好みます。
昔は、離れにあるトイレは今のような水洗トイレではなく、ぼっとんトイレだったため、清潔とはいいがたい場所だったと推測できます。
なので、好む環境さえ作らなければ発生しません。
まとめ
カマドウマが好む環境が整えば、その場所へ住み着く可能性がありますので、換気を行い、湿気をためないことが重要です。
あと、清潔を保つことが大切です。
便所コオロギと呼ばれるとかなり、不潔な生き物と思われがちです。
実際は、見た目に抵抗はあるかと思いますが、人間たちに悪さをするわけではありません。
なので、かわいがってくださいまでは言いませんが、そっとしてあげてください。