サメとワニ、戦ったところをみたことはなかなかないとは思いますが、実際強さってどれくらいのものなのでしょうか。
それぞれ種類もたくさんいます。
大きなサメは優雅に泳ぎ温厚なイメージかもしれません。
しかし、映画などの影響もあり、サメときけば恐怖を感じる人は多いと思います。
ワニも、どちらかといえば危険な香りのする動物と印象づけられています。
強さを重視され、かっこいいと思う人もいることでしょう。
どちらも最も強い種類同士で比較した場合、サメとワニではいったいどちらが本当は強いのでしょうか。
ワニとサメではどちらが強いのか?
サメは、一番大きいジンベイザメが有名です。
ジンベイザメは、大きな口で海水のプランクトンなどをまとめて飲み込みます。
体は14メートルもあります。
しかし、大きくなくとも非常に強いサメの種類が他にいます。
それは、ホホジロザメです。
ホオジロザメと呼ぶこともあります。
体は平均して5メートルぐらいですが、かなり鋭いギザギザの歯と強いあごが特徴です。
この歯で、14キロの塊を噛みちぎることができるほどの強さをもっています。
歯が少しでも痛めば、すぐに新しい歯に生え変わります。
ワニもまた噛む力はとても強く、ナイルワニというホホジロザメと同じくらいの大きさの種類は、噛む力が2トンと動物の中では最も強いといわれています。
それに比べれば、サメの噛む力は400キロとナイルワニにはとどかないようです。
ではワニの方が強いのでしょうか。
他の特徴では、サメは魚なので水中でしか過ごせません。
また、サメは止まることが出来ません。
つまり、泳ぎ続けるのです。
比較的浅い水辺では、止まれないサメよりも身動きがとれやすいので、ワニの方が強いといえるでしょう。
しかし、ワニにも弱点があります。
ワニの体は見るからに丈夫で、実際に皮膚はかたく、噛みつくには至難のわざですが、お腹の皮膚は比較的薄くなっています。
そのお腹を狙ってサメが攻撃すれば、サメの勝利です。
サメの噛む力は、ワニに劣っているとしても、他の動物や魚に比べればとても強い力です。
またサメの皮膚は、遠くの魚の動きが感じられるほどに、敏感なつくりになっています。
水中の水の流れが弱い深めの場所では、サメが有利となるでしょう。
このことから、ワニとサメではワニの方が強いです。
しかし、状況によってはサメが強い場合もあります。
まとめ
どちらも強そうなイメージのワニとサメですが、一番強い種類で比べてみたところ、噛む力の圧倒的な強さでワニの方が強いでしょう。
しかし、ワニの唯一の弱点とサメの得意とする状況がかさなれば、ワニもサメには敵わないこともあります。