キツネってモフモフしていて、とても可愛いですよね。
ペットとして飼ってみたい、と思った事がある方もいるのでは?
また北海道ではひょっこりと現れる事もあり、思わず触りたくなってしまいますが絶対に触ってはいけません。
触ってしまうと後悔する事になりますよ!
可愛いけど野生のキツネは危険?
キツネは見た目の可愛らしさから人気のある動物で、絵本やお話しにもよく登場します。
そのためか人懐こいイメージがありますが、意外にも用心深く賢い動物です。
また、好奇心が強いので慣れてくると人間に餌をねだる事もあるようです。
しかし、野生のキツネに触るとエキノコックスという怖い寄生虫に感染する恐れがあるのです。
エキノコックスに感染すると危ない理由
キツネがエキノコックスに感染するのは、感染したネズミを食べる事によると言われています。
そして感染したキツネがした糞にはエキノコックスの卵が含まれており、何らかの方法で人間の口に入ると人間に感染してしまいます。
感染すると、幼虫が肝臓に寄生してエキノコックス症を引き起こします。
感染するのは卵が口から入った場合のみで、幼虫が口から入ったとしても感染しません。
エキノコックス症は潜伏期間が10年ととても長く、自覚症状もありません。
そのため、徐々に進行し、臓器をむしばみ重症化します。
重症化すると命を落とす危険性もあるので早期発見が重要となります。
エキノコックス症の治療法
エキノコックス症の治療法は、今のところ薬物では完治出来ないと言われています。
様々な方法があるようですが、完治するには寄生部位を手術で取り除くしか方法は無いのです。
予防法は?
主な予防法は手洗いうがいです。
特にキツネやイヌと接触した後は必ず手洗いうがいを行いましょう。
また、山菜などを調理する際はよく洗い、十分に加熱する事が大事です。
キャンプをよくする方や、キツネがよく出没する地域にお住まいの方は定期的にエキノコックス検診を受けられると良いかもしれません。
北海道の病院などでは実施している所も多いようですよ。
まとめ
可愛いキツネに、こんな危険性があるなんてビックリですね。
エキノコックス症に感染して重症化すると大変な思いをする事になるので、十分注意しましょう!