鹿は森林や草原に住む草食系の動物です。

植物であれば、葉っぱ・茎・花・実・根・樹皮などほとんどの部分を食べ生活しています。

冬になるとこのような物も少なくなりますが、どのようなものを食べ生きているのでしょうか。

ここでは、鹿の冬の生態について紹介していきます。

鹿 冬 生態

鹿の冬の生態について

鹿は、秋や冬に備え栄養を蓄えるため夏の間にたくさんの物を食べ体に脂肪を蓄えています。

冬になると食料が少なくなり、針葉樹の葉っぱや植物の茎や根・枯葉・小枝のほか、木の皮を剥がして食べることがあります。

しかし、それだけでは足りないので体に蓄積しておいた脂肪分をエネルギーとして利用しています。

寒冷地法に住む鹿は冬の間に命を落とすことがあり、寿命も短くなっています。

なかには冬を越せないしかも出てくるようです。

鹿は一夫多妻制で秋ごろ交配をし、メスは寒い冬の間小さな命を守りながら春に新しい命が産まれてきます。

寒い冬の間は、それまでに蓄えた大腿骨髄脂肪(お腹に近い部分)を利用し、それでも足りない時は下顎骨髄脂肪と言う部分の脂肪を使うそうです。

脂肪を使い過ぎると、体力が消耗してしまい命にかかわってきます。

体温を奪う雨や雪の日は体力の消耗も大きく、なんとか生き延びるという状態になる事もあるそうです。

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鹿は、4~5月頃の春と10~11月の秋の2回毛が生え変わります。

春に生えてくる夏毛は、シカの体に白の斑点模様ができます。

バンビ模様や鹿の子模様と言われる白い斑点です。

子どもの鹿だけでなく大人の鹿にもでき、オスメス関係なくできます。

この白い斑点は夏の木漏れ日に似せ、外敵から身を守るために生えるそうです。

秋に生えてくる冬毛は、夏毛寄りの少し暗い色で斑点はありません。

冬のなると植物も少なくなり、枯葉や枯れ木が多くなってくるので、それに似た色になると言われてきます。

冬は特に食べ物が少なくなるので、身を守るためには毛の色を変えることは大切になってきます。

まとめ

鹿は草食動物で冬の間は森林や草原に残っている植物を食べながら、足りない場合には夏の間たくわえた脂肪エネルギーに変え生活しています。

夏には斑点がある毛をしていますが、冬になると身を守るため暗めの茶色の毛の色をしています。

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