ドライブが好きな方も多いと思いますが、やはり走るなら、都会よりも自然の多い場所の方が気分も良いですよね。
道脇に動物がいる所を目撃して嬉しくなることもありますが、急に飛び出してくる可能性ももちろんあるので注意しなければいけません。
特に鹿には注意が必要です。
体も大きいうえにオスには角があるため、衝突した際のダメージは車だけでなく、乗っている人間にも被害が及んでしまう場合もあります。
重大な事故にもなり得る鹿との衝突を避けるためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。
鹿の習性を取り入れた対策をご紹介したいと思います。
鹿が車と接触してしまう理由は?習性が関係してる?
鹿との衝突事故が増える時期は秋から冬なのだそうです。
これは鹿の繁殖時期にあたり、10月から12月は相手を求めて行動範囲が広くなる為、道路を渡って移動する鹿が増えることで、事故の多発にも繋がっています。
その他にも、鹿は群れで生活する習性があるので、道路を渡る鹿も1頭だけではなく、複数が連なって移動しています。
車が来ているとしても、前の鹿に付いて行ってしまうので車を避けることが出来ず、衝突してしまう事がよくあるのだそうです。
光に関する鹿の習性とは?
鹿が車に近寄らないための対策として用いられるのが、鹿の習性を利用した対策方法です。
鹿は光を嫌がるようで、特に青色LEDを鹿避けとして使用すると非常に効果があるということが分かってきました。
畑などの鹿避けに良いとされ、運転時には使える対策ではないようです。
運転時の対策としては、鹿の目に注意することです。
鹿の目はヘッドライトの光をよく反射します。
主に夕方から夜に行動する鹿が増えてきているので、暗い道の運転時には鹿の目に気を付けるようにしましょう。
光るものが見えたら、減速運転するようにしてください。
鹿は光にびっくりして動けなくなってしまう事もあります。
鹿が避けてくれるだろうと思わず、人間側が避けるようにしなければいけません。
まとめ
車と鹿の衝突事故が増えています。
衝突を避けるために鹿の習性を知っておくと、事故を防げるかもしれません。
群れで行動していることを頭に入れて、1頭避けたから大丈夫とは思わず、まだいるかも知れないから徐行運転にするなどの対策をすると良いのではないでしょうか。
夜道など暗い道の運転も、光る目に注意するだけで鹿も車も人も守ることが出来ます。
電気柵のような物理的対策ではなく、このように習性を理解した対策をすることも非常に大事です。
一人一人が心がけていきたいですね。