車を運転している方にとって気を付けなければならないのは、人だけではありません。
自然の多い場所では、動物が急に道路を横切ることも珍しいことではないんです。
「野生動物の飛び出し注意」を呼び掛ける交通標識を見たことはありますでしょうか?
あの標識に描かれているように、鹿の飛び出しには特に注意しなければいけません。
鹿は体格も良く角も大きい為、衝突されれば車だけでなく乗っている人間まで怪我を負ってしまう可能性もあり、非常に危険とされています。
野生動物ですから、「ここは通ってはいけません」なんて言い聞かせることはもちろん出来ませんよね。
それでは、鹿に衝突されないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
対策や方法をご紹介したいと思います。
鹿と車の衝突事故を防ぐにはどんな対策がある?
鹿との衝突事故を避けるには、人間側が防止対策を施す必要があります。
特に北海道での鹿による事故が多いため、対策をしている方も多いようです。
中でも北海道のレンタカー会社が行っている鹿除け対策は、新聞記事にも掲載され、話題を呼びました。
それが「鹿除け笛搭載車」です。
車の走行風を利用して超音波の音が出る仕組みになっており、鹿が警戒したり立ち止まったりしやすくなる音なのだそうです。
人間には聞こえない音なのでうるさいわけでもなく、とても効果が期待されている対策方法といえるでしょう。
この鹿除け笛は市販されており、誰でも購入することが出来ます。
自然の多い道を通る際は取り付けておいた方が、鹿にとっても安心かもしれません。
まとめ
大きな事故にもなりかねない鹿による衝突事故は、鹿が悪いわけでも人が悪いわけでもありません。
交通ルールを守っていても起きてしまうこの事故は、私たち人間が気を遣っていくことが必要です。
鹿除けの笛を車に取り付けることで、防ぐことが出来るかもしれません。
この笛は鹿を怖がらせる音ではなく、鹿の注意を惹き、不思議な音に聞こえるそうです。
鹿へのストレスも少ないものなら、取り入れてみても良いのではないでしょうか。
もちろん笛だけ付ければ良いわけではありません。
飛び出し注意の標識があればスピードを出しすぎないことも大切です。
私たちの心掛けで、鹿の衝突事故は減らすことが出来ます。
お互いが生活しやすい環境づくりを意識していきましょう。